クラウド型のサービスを提供するXaaS企業には、キャッシュフローの偏りなど、そのビジネスモデルゆえに生じる課題もあります。そこでこの記事では、XaaS企業が悩まされやすい課題や、それを解消するために取り組むべきこと、さらに課題解消におすすめのネットワークサービスを紹介します。

目次

■XaaS企業が悩まされる一般的な2つの課題

XaaS企業とは、インターネットを経由したクラウド型のサービスを顧客に提供している企業のことです。クラウドサービスの普及に伴ってその存在感を増していますが、ビジネスを展開するうえで以下のような課題に悩まされている企業も少なくありません。

キャッシュフローに偏りが出る

1つ目の課題はキャッシュフローに偏りが出る点です。XaaS企業ではサブスクリプション型のビジネスモデルを採用していることが珍しくありません。しかし、サブスクリプション型はサービス提供から売上が発生するまで一定の期間を要し、資金繰りに苦労する場合もあります。
また、ネットワーク機器のベンダーへの支払いタイミングも異なるケースが多いため、いつどのくらいお金の出入りが発生するのか読みづらく、納税に支障が出たり、収入管理が困難になったりする課題もあります。税金を滞納すると延滞金などのペナルティが発生するケースもあるため、キャッシュフローは正確に把握・管理しておかなければなりません。

利用規模や期間に対応できず、解約や乗り換えが発生する

2つ目は、サーバーなどネットワークインフラのキャパシティや構築費用に関する課題です。XaaSのビジネスで安定したサービスを提供するためには、ユーザー数や利用頻度に対応できるネットワークインフラを構築することが非常に重要です。
ネットワークインフラの構築にはさまざまな費用がかかります。代表的なものは、サーバー本体や周辺機器の購入、サーバーの構築、ネットワークの設計、運用保守にかかる費用です。
利用者数が当初の想定通りであれば問題ありませんが、予想以上のユーザーの急増や短期間でのまとまった利用があると、柔軟に対応できない可能性があります。なぜなら、サーバーのスペックを上げるために追加投資を行うと、コストや手間がかかってしまうからです。急激な需要増加に対応できなければ、解約や乗り換えをするユーザーが増え、機会損失が発生してしまいます。

こうした課題を解消するためにはどうすればいいでしょうか。以下ではその方法を紹介します。

■2つの課題を解決するために、XaaS企業が取り組むべきこととは?

先に挙げた課題を解消するために、XaaS企業が取り組むべきことは以下の2つです。

支払いタイミングが柔軟なベンダーを選ぶ

まず重要なのは、支払いのタイミングに柔軟に対応してくれるベンダーを選択することです。具体的には、月額支払いや利用日支払いに対応可能なベンダーを選ぶ必要があります。
そうすることで、サービス提供により収入が入る時期とベンダーへの支払い時期とのタイムラグが小さくなります。これによりキャッシュフローに偏りが生まれるのを防げるため、税金への対応もしやすくなり、経営安定化にもつながります。

柔軟に増減対応できるベンダーを選ぶ

オンプレミス型の際に発生する以下の課題を解決できるベンダーを選ぶことも重要です。
オンプレミス型の場合、自社でネットワークインフラや周辺機器を購入し、利用環境を構築するため、需要の増減には柔軟に対応しづらいです。新たな機器の購入など追加的な投資が必要で、手間やコストがかかってしまいます。
そこで、ネットワークインフラ構築に必要な機器を月額利用(サブスクリプション)できるベンダーなら、需要変動が起きてもすぐに最適なネットワーク環境を利用できます。機器だけでなく、運用管理や保守のサービスも一体的に利用できるベンダーならより理想的です。

XaaS企業が直面しやすい課題を解消するためには、これまで挙げた条件を満たしたベンダーを選定する必要があります。

■XaaS企業目線でネットワークを提供する「ALAXALAネットワークサービス」

支払いのタイミングが柔軟で、かつ需要増減にも柔軟に対応できるベンダーがアラクサラネットワークスです。
アラクサラでは、インフラ機器の利用型サービスとして「ALAXALAネットワークサービス」を提供しています。ALAXALAネットワークサービスなら、ルータや無線LANなどのネットワーク機器はもちろん、運用・監視、利用状況の可視化なども含めたネットワークインフラもトータルで月額利用できます。メーカーによる保守サービスも付帯しているため、安心・安全なネットワーク環境を実現します。
ネットワークインフラを「所有」するのではなく、「利用」するタイプのサービスであるため、需要の増減や事業環境の変化にも柔軟に対応可能です。
また、月額の回線サービスの収益が発生するタイミングに合わせてネットワーク機器を月額利用できるため、キャッシュフローの改善にも寄与します。
さらに、新製品だけでなくメーカー保有品も利用できるため、コスト最適化と環境負荷低減も達成できます。

ALAXALAネットワークサービスの詳細は下記ページからご覧いただけますので、ご関心の方は下記よりお問い合わせください。

https://www.alaxala.com/jp/support/network/network.html