情報システム担当がネットワーク監視やネットワーク機器の設定変更にかなりの時間を取られているというケースは意外と多いのではないでしょうか。また、生産性を向上させ情報システム担当の負担を軽減したいと考えている企業も少なくないでしょう。この記事では、情報システム担当の生産性向上につながる自動化について解説します。ぜひ参考にしてください。

目次

■業務量の多すぎる情報システム部門。業務効率化できるところはどこか

情報システム担当は、業務の種類や量が非常に多いため、業務効率化を行いたいものの、どこから手を付けたら良いかわからないという方は少なくないはずです。ここでは、そういった方に向けて業務負担を減らす際のポイントとなるネットワーク関連業務を紹介します。

ネットワーク監視業務

ネットワーク監視業務は、ネットワークやサーバーなどに障害が起きていないかどうかをチェックすることが主な仕事です。具体的には、ネットワーク環境にどのくらいの負荷がかかっているのか、応答は正常か、物理的な故障はないか、といったことをチェックします。

業務はアラートやエラーを出してくれるソフトウェアを使って行うのが一般的で、エラーやアラートを確認した場合は、管理者に報告します。

ネットワーク監視業務は、複数の人員を割いて 24 時間 365 日体制で監視をしているケースも少なくありません。日々多くの時間を費やされているネットワーク監視業務を効率化することで、トラブル発生から復旧までの時間を短縮できます。また、多くの人と時間を費やして実施されているケースもあることから、企業が削減できるコストも大きいため、効率化が求められていると言えます。

開通作業や更新作業

開通作業や更新作業では、ネットワークの各種設定を回線単位で行います。

ネットワークの開通設定業務は人手で行われているケースも多く、オペレータはシステムに常に張り付いていなければなりません。そのためエンジニアの負荷も高く、ミスの危険性もあります。そのため、ミスの削減や工数削減など効率化が求められています。

このように、さまざまな業務が存在する情報システムですが業務効率化を図れる余地は十分にあると言えます。そこで、次章ではこれらを効率化する方法について紹介します。

■情報システム担当の業務を効率化し生産性を向上させる鍵は“自動化”にあり

人手によって行われている各種業務を効率化させるためには、業務を自動化することが重要です。ここでは先ほど紹介した作業を自動化させるために、どのような機能を持ったツールを用いて効率化すれば良いのか解説します。

ネットワーク監視、ログ管理を”自動化”

ネットワーク監視作業やログ管理業務を効率化するためには、ネットワーク状況の収集を自動化できるようなツールが求められます。このツールは、以下のような機能を備えているとベストです。

  • 他ベンダーのネットワーク機器への対応
  • ネットワークの接続状況(装置間、端末収容など)の自動検出
  • 装置や通信経路の異常、ループ発生などリアルタイムな状況を表示し障害の切り分けを支援する機能など

いくら優れたツールであっても、他ベンダーであるために対応できないとなると、導入する意味がありません。多くの企業では複数ベンダーの機器を導入していると考えられるため、基本的には他ベンダーへの対応は必須条件だと言えます。

また、ネットワークに適切に接続されているかどうかを毎回人手で確認することは手間となります。そのため、接続状況を自動的に検出してくれるかどうかもツール選びの際には重要です。そして、障害と一言でいってもその種類はさまざまで、種類によって求められる対応も異なるため、最初の段階で障害の切り分けができる機能の方が、その後の作業はスムーズになるはずです。

上記の機能を備えたツールを導入できれば、情報システム担当にかかる業務負担の大幅な軽減が期待できます。

ポート閉塞・開放やバージョン管理を”自動化”

ネットワーク変更を行う際のポート閉塞・開放やバージョン管理・バージョンアップ作業を効率化するためには、以下のような機能を持ったツールが求められます。

【業務効率化に求められるツール・機能】

  • VLAN/ACLの追加・変更やポート Up/Down などの単純なネットワーク変更は GUI 画面から簡単に設定できる機能
  • 作業手順を表示するチュートリアル機能や作業前の状態への切り戻し機能など、安心安全な運用管理作業を実現する機能
  • 装置や通信経路の異常、ループ発生などリアルタイムな状況を表示し、障害の切り分けを支援する機能
  • トポロジーや装置情報、論理構成(VRF/VLAN)などを「ネットワーク完成図書」として出力できる機能
  • トポロジーや機器構成、設定などを変更した場合は、変更後の状態と変更差分を記録してくれる機能
  • バージョンアップの自動実行やスケジュールをもとにした実行機能など

求められる機能はさまざまであるため、ツールを選ぶ際は機能面のチェックはしっかりと行うことが重要です。

■生産性向上を実現する「AX-Network-Manager(AX-NM)」

ここまで紹介してきたように、情報システム業務は人手に頼っている部分も多く、生産性を向上させるためには、一部作業の自動化を図り、業務効率化に取り組むことが重要です。ここでは、この自動化を実現するためのツールとして「AX-Network-Manager (AX-NM)」を紹介します。

AX-NMは、装置間・端末収容など、ネットワークの接続状況を自動検出してくれ、視覚的なトポロジーマップ上に表示してくれます。また、自社製品以外の他社の機器も含めた構成や状態を把握することができ、リアルタイムで状況を表示し、障害の切り分けを支援してくれる点も特徴です。

さらに、構成の変更が発生した際も自動的に把握し、ネットワーク完成図書も簡単に作成してくれるため、情報の一元管理が行えるようになります。過去の変更などに遡ることもできるため、振り返りを行いたいときなどにも効果を発揮します。

このように、多彩な機能によって情報システム担当の業務をサポートしてくれるため、導入することによって日々の運用管理の工数削減、業務効率化が実現できます。

 

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