スマートフォンやタブレット型端末の利用拡大など、ビジネスモバイル環境の変化によって、企業のネットワークインフラでは無線LANの重要性が増しています。また、これに伴うデータ量の急増やトラフィックの集中によって、ネットワークの高速化が必須になっています。
アラクサラのAX2230Sは、こうした高速無線LANアクセスポイントの効率的な収容をメインターゲットとして、PoE/PoE+とギガビットの両方に対応したインタフェースを装備しています。また、有線・無線が混在した環境でも認証ポイントを一元化でき、セキュリティ管理についても効率化が図れます。
さらに60Wの電力を供給できる次世代PoEインタフェースも装備しており、デジタルサイネージなど消費電力の大きなデバイスの収容にも対応できます。
端末との通信速度が100Mbpsを超える高速無線LAN環境では、アクセスポイントの有線部分にもギガビット化が求められます。PCなど有線環境で利用する端末のインタフェースも高速化している現在、これらの機器を接続するスイッチのギガビット化は必須といえます。また、オフィスの天井や壁など、電源の確保が困難な場所に設置されることが多い無線LANアクセスポイントや、多くの端末やネットワーク機器が設置されるオフィスフロアでは、電源の確保も大きな問題です。
アラクサラのAX2230Sは、PoE/PoE+に対応したギガビットインタフェースを24ポート装備しており、Class3(15W以内)の機器なら24台、Class4(30W以内)の機器なら12台まで収容できます。ボックス型なので設置場所の自由度も高く、無線LANアクセスポイントやネットワークカメラなどの収容に最適です。
ネットワーク内に複数の有線LANや無線LANが存在する環境では、それぞれの収容装置でネットワーク認証を設定する必要があり、その管理が煩雑です。また、上位のフロアスイッチでは島ハブを介したネットワーク認証ができないこともあるため、認証機能を使用するには端末をフロアスイッチに直接収容させる必要があります。
アラクサラのAX2230Sは、有線・無線の認証ポイントを一元化できるため、下位装置の島ハブや無線LANアクセスポイントでの認証設定が不要になります。また、島ハブなどを経由してもその配下にある機器(PC、IP電話、プリンタ、スマートフォンなど)を個別に認証できるため、効率的にセキュリティ管理を行えます。