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リアルタイムの端末特定と接続場所の可視化を実現する
「端末トレーサビリティソリューション」

SUMMARY

企業だけでなく、医療機関や教育機関でもスマートフォンやタブレット端末の活用が進み、ネットワークにアクセスする端末の運用管理は大きく様変わりしています。セキュリティ対応やアクセス制御などで端末の特定が必要になったとき、これまでのようにIPアドレスだけが頼りでは速やかな対応は困難であり、人手や工数もかかってしまいます。

アラクサラネットワークスの「端末トレーサビリティソリューション」は、ネットワークにつながる多数の端末情報を自動的に収集して、対象となる端末の特定と接続場所の把握をリアルタイムに行えるようにします。端末情報はダッシュボード画面でわかりやすく可視化され、どの端末が、いつ、どこで、何に接続されたか、過去の状況まで含めたトレースを素早く実施することが可能です。

IPアドレスしかわからない状況では問題の端末と位置の特定に多大な労力がかかる

ノートPC、スマートフォン、タブレット端末などモバイル利用を主体とする端末がネットワークに多数アクセスするようになり、セキュリティインシデントへの対応や不正な端末からのアクセス遮断など、端末の特定と接続場所の把握が必要な状況も日常的になっています。
これまで端末の情報として取得できるのはIPアドレスだけという場合が多く、問題のある端末を特定するには、いろいろな機器のログ情報を集めて解析するなど多大な時間と工数を要することが課題でした。利用場所がほぼ固定されるデスクトップPC主体だったときと異なり、端末(ユーザ)が随時移動するため、実際にどの端末が、どのネットワーク機器にアクセスしているかは流動的です。セキュリティインシデントや何らか問題が確認されてから時間が経てば、それだけ端末の特定は困難になり、ログ解析などに要する時間と工数も膨大になっていきます。

対象となる端末やネットワークが遠隔地などにあり、物理的に遠い場合には、現地に担当者を派遣するなど人的リソースの負担も高まります。どこからでも端末の情報とアクセスしている場所を速やかに把握、特定でき、効率的な運用管理を実現することも重要です。

端末情報を自動収集してリアルタイムに可視化するエージェントレスのソリューション

端末の特定、トレースを行うソリューションを導入する際、ネットワークの再設計や再構築が必要になることがあります。また、すべての端末にソフトウェア(エージェントなど)を追加する場合もあります。いずれも導入にあたっての検討や実装、コストなどいろいろな面で負担が増しますし、エージェント型のソリューションでは未導入の端末を不正なものとして検知はできても、その動向を逐次追いかけることはできません。

アラクサラの「端末トレーサビリティソリューション」は、既存のネットワークにセキュリティコントローラを設置するだけで利用でき、端末へのエージェント導入も不要です。設置済みのネットワークスイッチから情報を自動的に収集して、各端末が接続されている装置、ポート、VLANなどの状況をリアルタイムに確認できるほか、トポロジマップや実際のフロア見取り図の上で端末の位置を具体的に可視化することもできます。
関連する情報はすべてダッシュボード画面に集約されるので、知りたいことを素早く捉えられるだけでなく、遠隔地の端末やネットワークの状況も一括して見ることが可能です。

端末情報を自動収集

「端末トレーサビリティソリューション」の特長

<特長1>必要な情報を自動収集してリアルタイムに端末を特定・可視化

端末がアクセスしている装置やネットワークなどの情報は、ネットワークスイッチから自動的に収集、蓄積するので運用の負荷が少なくて済みます。
端末に利用者や部署名といったエイリアス(ラベル)を設定したり、ネットワークスイッチやアクセスポイントの設置場所を装置名として設定したりすることで一覧表示の見やすさを高め、より直感的でわかりやすい可視化を行えます。

<特長2>過去の端末情報(履歴)も可視化

自動収集した過去1年分の履歴を保持しており、問題発生時に遡って端末の利用状況を容易にトレースできます。事象の把握と影響範囲の絞り込みをアシストします。DHCPのアドレス変更や端末の移動など、時間の経過に伴う変化にも自動追従します。

<特長3>既設ネットワークへ迅速に導入・適用

アラクサラのセキュリティコントローラ「AX-Security-Controller」を既存のネットワークに追加するだけで、端末の特定や接続位置の可視化を実現します。他社製品のスイッチなどを利用している場合にも導入できます。端末へのエージェントの導入も不要です。

ソリューション運用イメージ

アラクサラの端末トレーサビリティソリューションでは、日々の業務における端末の利用状況の把握はもちろん、セキュリティインシデントなど問題が起きた時にも簡単な操作で目的の端末を特定し、場所を表示できます。
例えば、ウイルスに感染した端末のIPアドレスがわかったら、次のような操作の流れで素早く対応します。

1)取得した端末のIPアドレスと障害発生時を含む日時を設定して検索します。

ソリューション運用イメージ

2)検索したIPアドレスに関する情報が表示されます。ここではIPアドレスとMACアドレスの関係から、問題のあった端末を絞り込めます。エイリアスを適切に設定しておくことで発見の手がかりを増やすことが可能です。

検索したIPアドレスに関する情報

対応製品

AX-Security-Controller

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