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ネットワークの長期運用を考えるなら見逃せない!!コストを削減しニーズに合ったネットワークを構築するAX4600S

重要なのは「信頼性」や「セキュリティ」だけじゃない

企業の情報システム管理者がネットワークを構築する際は、何を重視するのでしょうか。サービスの無停止化やBCPを意識して「信頼性」を重視したり、情報漏洩による社会的な信用失墜を避けるためには「セキュリティ」への配慮も必要です。

このような機能的要件に加え、実績のある安定したネットワークを長期運用し、障害発生リスクやトータルコストを低減したいというニーズも増えています。では、ネットワークの長期運用を実現するには、どのようなことに気を配ればいいのでしょうか?

長期運用の3つの鍵、「ポテンシャル」・「柔軟性」・「サポート体制」

長期運用の1つ目のポイントは、「ポテンシャル」です。装置を長く使用する間には、帯域の拡張が必要なイベントが多く発生します。事業の成長にあわせてフロアを増床・増速する場合、サーバやストレージを増設・仮想化(多重化)する場合などです。このようなイベントによりネットワークの帯域は拡張され、コアスイッチに必要な性能は増加します。導入直後だけでなく、数年後にも性能不足を感じない「ポテンシャル」を備えた装置を、導入しておく必要があります。

2つ目のポイントは「柔軟性」です。装置を長期間に渡って使用する場合、構成を変更する可能性を考慮する必要があります。長期運用に向いているのは、状況に合った最適な構成を選択できる「柔軟性」の高い装置なのです。

近年、ネットワークの中核をなすコアスイッチにボックス型スイッチを選ぶ場合が増えています。装置コストを抑えられるというメリットに加え、ボックス型スイッチの性能や機能が著しく向上したためです。しかし、一般的なボックス型スイッチはポートが固定されているため、帯域アップグレードなどのために構成を変更するには、装置を入れ替えるしかなく、長期運用には不向きの製品といえます。その一方で、「柔軟性」を有するシャーシ型スイッチは装置コストがネックになります。シャーシ型の「柔軟性」を備えながら、装置コストを抑えることができるクロスオーバー型スイッチが、長期運用にはベストな選択肢となるわけです。

3つ目のポイントは「サポート体制」です。「ポテンシャル」「柔軟性」をクリアしても、安心して使えなければ意味がありません。機器の故障や構成変更に伴う設定ミスなど、運用シーンにはメーカーのサポートを必要とするケースが多く存在します。障害が起きた場合に備え、メーカーのしっかりした「サポート体制」は必須の要件といえるでしょう。

ただし、メーカーサポートの提供期限にはリミットがあることには、留意が必要です。ネットワーク製品のメーカーサポートは、一般的に製品販売終了から5~6年といわれています。長期運用を諦めざるを得ない理由であるこの制限を取り払い、メーカーによる長期の「サポート体制」を維持できるロングライフソリューションがあってこそ、長期運用が現実味を帯びてきます。

長期運用に最適なネットワークの核となるAX4600S

クロスオーバー型スイッチのAX4600Sとロングライフソリューションの組み合わせは、「ポテンシャル」「柔軟性」「サポート体制」の全てを兼ね備えた、長期運用に最適なネットワークを提供します。

2UサイズのコンパクトなAX4600Sは、最大1.92Tbpsというスイッチング容量と最大96ポートもの10Gインタフェースを収容できる、余裕の「ポテンシャル」を有しています。さらに、1G(UTP)×24ポート/1G(SFP)×24ポート/10G(SFP+)×24ポートの3種類のネットワークインタフェースカード(NIF)の増設や交換が自由自在に行える、高い「柔軟性」も備えています。ポートの追加や帯域のアップグレードが容易に行えるため、ネットワークの変化に合わせて、最適なコアスイッチを構成することができます。その一方で、価格レンジは従来のシャーシ型スイッチに比べて大きく抑えられているため、装置コストの懸念も払拭することができます。

ロングライフソリューションは、製品の販売終了時期に関わらず最長10年間にも及ぶ「サポート体制」を提供します。障害解決などの技術支援、故障品の修理、指定場所への保守部品の配送など、運用シーンで直面するあらゆる問題に対処し、お客様を万全にサポートします。

目先のコストのみに捉われず長期の視点に立つことで、結果的にトータルコスト削減にもつながり、良いものを長く使い続けることが可能になります。

【適用例】AX4600Sで構成されたネットワークの長期運用例

ここでは、AX4600Sを長期に渡って使い続ける場合の具体例を見てみます。当初は1G中心の構成とし、事業の成長による人員増強や、アプリケーションのリッチ化などによって5年後に10G環境へシフトしていくケースをモデルにします。具体的な構成は、以下の通りです。

モジュール式のAX4600Sは、ベースは安価な1G(UTP)のネットワークインタフェースカード(NIF)で構成し、長距離接続や速度が必要な部分のみ1G(SFP)や10G(SFP+)のNIFを利用することで、投資効率に優れた混在ネットワークを柔軟に構成できます。5年後に10G化を実施するこのケースでは、1G(UTP)のNIFを継続利用しながら、10G(SFP+)のNIFを1枚増設するだけなので、ムダがありません。NIFの増設/交換は、ボックス型スイッチに無い非常に大きなメリットです。

このメリットを最大限に活かすのが、ロングライフソリューションです。最長10年まで同一の筺体を使い続けることができるため、構成変更時の投資コストを最小限に抑えられます。

加えて、同じ筺体を長期に渡って利用し続けることは、リプレースのリスクであるシステム切替時のトラブル排除にもつながります。クラウドの業務活用やデータセンターへのITリソース集中など、ネットワークインフラには「止まらない」ことが求められています。安定性を重視する管理者にとって、システム停止を招きかねないリスクを回避できることは、非常に大きな魅力があるといえるでしょう。

まとめ

  • ネットワークの長期運用を成し遂げるには、「ポテンシャル」・「柔軟性」・「サポート体制」がカギ
  • AX4600S+ロングライフソリューションは長期運用に最適な組み合わせ
  • 「ポテンシャル」:1.92Tbpsものスイッチング容量、最大10G×96ポートが収容可能なAX4600Sは、将来の帯域アップグレードにも余裕の性能を提供
  • 「柔軟性」:モジュール式のAX4600Sは、ポートの追加や帯域のアップグレードが容易に行え、規模に合わせたネットワークの構築が実現可能
  • 「サポート体制」:ロングライフソリューションを用いて最長10年間あらゆる問題に対処し、お客様を万全にサポートするメーカーサポート
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