ネットワーク機器の保守・管理業務では、障害の対応が遅くなったり、サポート体制に不備があったりすることで、余計な手間がかかってしまうという課題があります。そこで本記事では、保守・管理に関する手間を削減するためのポイントとして、保守サポートの選定方法などをご紹介します。
目次
- ネットワーク機器の保守・管理における課題
・障害を未然に防ぐことができず毎回事後対応になってしまう
・サポートセンターの対応に時間がかかる
・サポート期間が短いため、保守期間外の障害が対応されない - ネットワーク機器の保守・管理の手間を削減する3つのポイント
・監視を行い障害が起きる回数自体を減らす
・ベンダーと十分に連携が取れるサポートセンターを選ぶ
・長期的に対応している保守サポートを選ぶ - ネットワーク機器の保守・管理をサポート「アラクサラネットワークスのメンテナンスサービス」

■ネットワーク機器の保守・管理における情シスが抱える課題
ネットワーク機器の保守・管理を行う情報システム(以下情シス)部門の担当者にとって、コストや手間の削減は従来から抱える大きな課題です。最近では新型コロナウイルス感染拡大といった外的要因にも対処するため、自社のランニングコストや手間について見直す企業が増えています。
そこで本章では、ネットワーク機器の保守・管理業務において、情シス担当者がどのような手間に課題を持っているのか紹介します。
障害を未然に防ぐことができず毎回事後対応になってしまう
1つ目の課題は、ネットワーク機器の障害を未然に防げず、事後対応になってしまう点です。ネットワーク機器は長く運用しているとネットワーク障害といったトラブルが発生します。こうしたトラブルが発生してから対処に当たる場合、トラブルの範囲特定から原因究明、解決策の立案・実行など多くの工程を経て対処しなければなりません。
ネットワークやシステムの機能が停止するタイプの障害が起こると、解決までの道のりはさらに長くなります。機能停止はせず、システムパフォーマンスの低下にとどまるタイプの障害もありますが、この場合も解決までさまざまなプロセスが必要であり、手間や時間がかかることは避けられません。対応に時間がかかる分、人件費もかさみます。
サポートセンターの対応に時間がかかる
2つ目の課題は、トラブルが発生した際にサポートセンターに問い合わせても、対応まで時間がかかる点です。この背景には、利用者、サポートセンター、メーカー間の知識レベルやコミュニケーションレベルの違いがあります。レベルの違いによって認識やコミュニケーションに齟齬が生じると、トラブルの原因や利用者側の要望を正しく認識できません。
海外法人が対応に当たるメーカーの場合、コミュニケーションの齟齬がより発生しやすくなり、対応に時間がかかるケースがよく見られます。
サポート期間が短いため、保守期間外の障害が対応されない
3つ目の課題は、サポート期間が短いことで、障害発生時に保守期間対象外のためサポートされない点です。ネットワーク機器は長期的に利用することが一般的ですが、メーカーのサポート期間がネットワーク機器の寿命に見合っていないこともあります。その結果、サポート期間が切れていることに気づかず、障害発生時に保守対応ができなくなってしまう可能性があります。
このようなネットワーク機器の保守・管理における手間を解消するにはどうすれば良いのでしょうか。解決するためのポイントを以下で紹介します。
■ネットワーク機器の保守・管理の手間を削減する3つのポイント
ネットワーク機器の保守・管理の手間を削減するために押さえておきたいポイントは、次の3点です。
監視を行い障害が起きる回数自体を減らす
1つ目のポイントは、トラブルの発生に対し事後対応にならないよう、常時ネットワーク機器を監視することです。24時間体制で監視を行うことで、ネットワーク機器に関するトラブルやパフォーマンス低下の予兆を見つけ出せるようになり、故障を未然に防げる可能性が高まります。
ベンダーと十分に連携が取れるサポートセンターを選ぶ
2つ目のポイントは、ベンダーと連携の取れるサポートセンターを選ぶことです。具体的には、利用者と対応窓口の間でコミュニケーションの齟齬をなくしたり、両者の間に介在する人を減らしたりする必要があります。
対応窓口のコミュニケーションがスムーズなら、電話対応で時間を取られる心配はありません。認識やコミュニケーションの齟齬をなくすため、コールセンターの知識レベルやコミュニケーションレベルを利用者と合わせることも重要です。
ネットワーク機器に関するトラブルが発生した際には細かなニュアンスなどを伝える必要があるため、解釈の違いで対応に支障が出ないよう、国内で完結する仕組みが理想です。
長期的に対応している保守サポートを選ぶ
3つ目のポイントは、保守サービスのサポート期間が長期間になっているものを選定することです。そうすることで、サポート対象外によりトラブルに対処できないというリスクを抑えられます。
長期サポートなどを通じてコストを平準化させることで、見通しが立ちやすく、トータルコストの削減や長期的な事業計画の立案、環境配慮への貢献につながるといったメリットもあります。
以下では、これら3つのポイントを押さえたネットワーク機器の保守・メンテナンスサービスを紹介します。
■ネットワーク機器の保守・管理をサポート「アラクサラネットワークスのメンテナンスサービス」
アラクサラネットワークスが提供するメンテナンスサービスは、アラクサラネットワークス製品におけるサポート対応速度と質、サポート期間の長さといった点で、保守・管理課題に対応できます。
県庁所在地や政令指定都市、ほぼすべての中核都市をカバーする拠点からの部品配送により、スムーズな部品提供や翌日の駆け付け対応が可能です。
また、ネットワーク機器の平均温度を24時間体制で監視・記録することで、故障するリスクを低減し、修理に出す回数を減らせます。
さらに、コールセンターも国内で完結しているため、営業時間(時差)や言語の障壁がなく、応対に手間や時間がかかりません。サポート期間も最長10年となっており、障害が再発した場合でもサポートできます。
保守・管理における課題を解決するアラクサラネットワークスのメンテナンスサービスに興味を持ちの方は、下記のサービス詳細と対象製品をご覧ください。
興味のある方はこちらから
https://www.alaxala.com//jp/support/maintenance/alaxala_maintenance_service.html