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データセンタおよび放送システムに最適なレイヤ3スイッチの新シリーズを製品化

2019年6月4日
アラクサラネットワークス株式会社

AXscala3930S-32QW(仮称)

AXscala3930S-48X8QW(仮称)

アラクサラネットワークス株式会社(本社: 神奈川県川崎市 代表取締役社長 南川育穂 以下アラクサラ)は、データセンタネットワークや放送用ネットワーク向けに最適化した新シリーズAXscala(仮称)として、集約スイッチ(Spineスイッチ)「AXscala3930S-32QW」と収容スイッチ(Leafスイッチ)「AXscala3930S-48X8QW」を製品化します。

広帯域で高いスケーラビリティを要求されるデータセンタネットワークや放送用ネットワークでは、ネットワークを構成するアーキテクチャとして、Spine/Leafアーキテクチャ(*1)が採用される場合が多くなっています。AXscalaシリーズは、Spine/Leafアーキテクチャを構成するために必要とされる、レイヤ3処理が可能な高いポート密度を持ったスイッチです。

最近のデータセンタでは、サーバの高速化・高性能化に伴い、より広帯域で低遅延なネットワークが求められています。従来はサーバやストレージを収容するスイッチ(Leafスイッチ)は10ギガビットイーサネット(以下GbE)、Leafスイッチを集約するスイッチ(Spineスイッチ)は40GbEで接続されることが一般的でしたが、今後はそれぞれ25GbE、100GbEが必要とされます。AXscalaシリーズは、25GbE、100GbEポートを高密度で収容可能であり、データセンタネットワークの高速化に対応することが可能となります。

また、放送用ネットワークでは、4K/8K放送への対応と同時に、設備のIP化が進んでおり、広帯域なIPネットワークが必要とされています。AXscalaシリーズを用いることで、4K/8K放送に対応した広帯域ネットワークの構築が可能となります。

    AXscalaシリーズの各製品は以下の特長を備えています。

  • 1Uサイズ(*2)で100GbEポートを最大32ポート収容可能(AXscala3930S-32QW)
  • 1Uサイズで25GbEポートを最大48ポート、100GbEポートを最大8ポート収容可能(AXscala3930S-48X8QW)
  • AXscala3930S-32QWとAXscala3930S-48X8QWを用いたSpine/Leafアーキテクチャ構成にて、300ポート以上の10GbE回線をノンブロッキングで収容可能

さらに、AXscalaシリーズは、社会インフラ等の高信頼が求められるネットワークに長期間使用されることを想定し、最大8年までのサポートを提供することが可能です。

AXscala3930S-32QW/48X8QWは、2019年度下期からの出荷を予定しております。

なお、2019年6月12日から幕張メッセで開催される Interop Tokyo 2019 のアラクサラブースにおいて、本製品の展示を行います。

製品一覧

モデル名 インタフェース構成 予定標準価格(税抜)
AXscala3930S-32QW 100/40GbE(QSFP28) x 32ポート 6,000,000円~
AXscala3930S-48X8QW 25/10GbE(SFP28) x48ポート+
100/40GbE(QSFP28) x 8ポート
5,000,000円~

基本諸元

モデル
AXscala3930S-32QW
AXscala3930S-48X8QW
性能
最大スイッチング容量 6.4[Tbps] 4.0[Tbps]
最大パケット処理性能 2000[Mpps] 2000[Mpps]
インタフェース構成
100/40GbE (QSFP28) 32 8
25/10GbE (SFP28) - 48
搭載CPU x86 processor 4core 2.2GHz
搭載メモリ 16 Gbyte
メモリカードスロット数 USBスロット×1
L2機能 STP、LACP、MC-LAG、LLDP、IGMP/MLD snooping
L3機能 OSPF、BGP、VRF,BFD,VRRP,PBR,IGMP/MLD,PIM
仮想化機能 VTEP、VXLAN、LXC(※)
セキュリティ機能 802.1X、DHCP snooping/relay、RADIUS/TACACS+
運用機能 ZTP、PTP(E2E-TC)(※)
管理機能 SNMP、netconf、REST、Python script
冗長化 電源(AC/DC)、FAN
設備条件
入力電圧 AC100~120V/200~240V、DC-48V
外形寸法W×D×H(mm) (高さ[U]) 445×515×43(1U) 445×536×43(1U)
動作温度 0~45℃ 0~45℃
質量(本体のみ) 後報 後報
  • ※:将来サポート予定
  • *1:Spine/Leafアーキテクチャ
    サーバやストレージ等を直接接続するLeaf(葉)スイッチとLeafスイッチ間を結ぶSpine(幹)スイッチの2階層で構成され、階層間をメッシュ型ネットワークで接続するネットワークアーキテクチャ。メッシュ構成のため、任意のLeafスイッチ間は必ず2ホップで接続可能、サーバなどの台数増加などに対応が容易、などの特長があり、広帯域・低遅延・拡張性が要求されるネットワークでの利用が多い。
  • *2:1Uサイズ
    19インチ標準ラックの高さの単位で、1U=1.75インチ=44.45mm。
    AXscala3930Sの高さは、1Uに収まる43mm。

アラクサラネットワークス株式会社について

アラクサラネットワークス株式会社は、「快適で安心して使えるネットワークを世界の人々に提供し、豊かな情報通信社会の実現に貢献」を企業理念としています。情報ライフラインを支える概念としてギャランティード・ネットワークを提唱し、ネットワーク構築に必要な基幹系ルータおよびスイッチの開発から設計、製造、販売、保守のサービスを提供しています。

会社名 アラクサラネットワークス株式会社
設立日 2004年10月1日
代表者 代表取締役社長 南川育穂
資本金 55億円
所在地 神奈川県川崎市幸区鹿島田一丁目1番2号 新川崎三井ビル西棟
従業員数 約230名 (2019年3月末現在)
URL https://www.alaxala.com/

商標名称等に関する表示

イーサネットは、富士ゼロックス(株)の登録商標です。
その他本文に記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

製品に関するお問い合わせ先

  • アラクサラネットワークス株式会社 ネットワークシステム部
    〒212-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田一丁目1番2号 新川崎三井ビル西棟

https://www.alaxala.com/jp/contact/

報道機関お問合わせ先

  • アラクサラネットワークス株式会社 広報担当 【担当: 新井、林、綿貫】
    〒212-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田一丁目1番2号 新川崎三井ビル西棟
    電話:044-549-1706(ダイヤルイン)

https://www.alaxala.com/jp/contact/

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