米アーバーネットワークス、アラクサラネットワークス、ネットマークスが
DDoSアタック検出・防御ソリューションで提携
2005年6月7日
アーバーネットワークス
アラクサラネットワークス株式会社
株式会社ネットマークス
アーバーネットワークス(本社 米国マサチューセッツ州レキシントン市、社長 Jack Boyle、以下アーバー)、アラクサラネットワークス株式会社(本社 神奈川県川崎市、取締役社長 和田宏行、以下アラクサラ)、株式会社ネットマークス(本社 東京都港区、代表取締役社長 長尾 多一郎、以下ネットマークス)の3社は、このたびDDoSアタック*1などのネットワークの脅威を阻止する先進のセキュリティ・ソリューションをアラクサラのハイエンドルータ/スイッチ「AXシリーズ」とアーバーの「Peakflow SP」を組み合わせることで実現、接続検証に成功しました。この結果を受けてアーバーとアラクサラは、両社の製品が相互に連携する機能を「Peakflow SP」上に開発していくことで合意しました。このソリューションは、国内ではネットマークスが販売、ネットワーク設計、SIおよびサポートサービスを提供します。
インターネットの普及に伴い、多くの企業活動が、ネットワークインフラに依存する度合いが高くなっております。しかし、一方でネットワークはワームやDDoSアタックなど多様なセキュリティの脅威にさらされています。自己増殖するワームやDDoSアタックはネットワーク上のさまざまな場所に影響を与え、ネットワークの性能を著しく低下させ、またはネットワークを運用停止状態にすることがあります。したがって、これらに対応するためにはネットワーク全体でリアルタイムでの異常検出とその除去を行う必要があります。
これまで、このようなDDoSアタックへの対応は、ネットワーク上の個々の装置をネットワーク運用者が操作して行うことが多く、問題解決に長い時間を要していました。今回、アラクサラとアーバーとネットマークスは、大規模で高機能なASIC技術を適用した基幹系ルータ・スイッチであるアラクサラの「AXシリーズ」の高性能なトラフィックモニタ機能と、アーバーの「Peakflow SP」によるトラフィック監視機能を組み合わせて、高速な通信を行いながら、DDoSアタックなどの異常状態と発生場所をリアルタイムで検出する効果的なソリューションを実現し、相互接続検証を実施しました。
「Peakflow SP」は、ネットワーク上の複数のルータ/スイッチを流れるトラフィックと経路情報を監視して、異常があればネットワーク運用者にレポートを行います。これによって、ネットワークの運用者は1つの管理システムから、DDoSアタックやワームの活動によるネットワーク障害に対処することが可能となります。「Peakflow SP」を使用することによって、運用コストを抑え、付加価値サービスによる新た収益を確保しながら、通信インフラのセキュリティを改善し、ネットワークの運用を効率化できます。
本文に記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
会社名 | アラクサラネットワークス株式会社 |
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設立日 | 2004年10月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 和田 宏行 |
資本金 | 55億円 |
従業員数 | 約320名 |
事業内容 | ルータ、スイッチ等ネットワーク機器の開発・製造・販売・保守 |
ホームページ | https://www.alaxala.com/ |
会社名 | アーバーネットワークス |
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設立日 | 2000年9月 |
代表者 | 社長 Jack Boyle |
資本金 | 未公開 |
従業員数 | 約100名 |
事業内容 | ネットワーク/システム管理ツール、接続性検証ツール等の開発、販売 |
ホームページ | http://www.arbornetworks.com/ |
会社名 | 株式会社ネットマークス |
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設立日 | 1997年3月18日 |
代表者 | 代表取締役社長 長尾 多一郎 |
資本金 | 29億1,957万円(2005年3月31日現在) |
従業員数 | 899名(2005年3月31日現在 グループ全体) |
事業内容 | ネットワークシステムの設計・販売・施工、運用管理 |
ホームページ | http://www.netmarks.co.jp/ |
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