アラクサラがWIDEプロジェクトと共同で
企業における10Gbit/sネットワーク環境に関する実証実験を推進
-アラクサラ本社~新川崎タウンキャンパス間にエクストラネットを構築-
2006年3月23日
アラクサラネットワークス株式会社
WIDEプロジェクト
アラクサラネットワークス株式会社(代表取締役社長 和田宏行 以下アラクサラ)は、WIDEプロジェクト(以下WIDE、代表:学校法人慶應義塾常任理事 兼 慶應義塾大学環境情報学部教授 村井純)と共同で、企業における10Gbit/sネットワーク環境に関する実証実験を推進するため、アラクサラ本社(新川崎三井ビル)~慶應義塾大学 新川崎タウンキャンパス間に10Gbit/sのエクストラネットを構築しました。
近年、ブロードバンドサービスの進展に伴いインターネットを流れるデータ量は加速度的に増大し、通信事業者では10Gbit/s回線が幅広く適用されています。また、企業や公共においてもブロードバンドコンテンツの普及が始まり、10Gbit/s回線の利用が浸透してきています。
今回、アラクサラはWIDEと共同で、アラクサラ本社(新川崎三井ビル)と慶應義塾大学 新川崎タウンキャンパスの間に10Gbit/sのエクストラネットを構築しました。今後、アラクサラとWIDEは10Gbit/sネットワークのさらなる普及促進に向け、アラクサラ本社~新川崎タウンキャンパス~矢上キャンパス間をつなぐエクストラネットを利用し、認証・検疫といったネットワークセキュリティや運用自動化等の新しいネットワークソリューション、高速通信環境下でのコンカレント設計(3D-CADなど)による業務効率改善等、企業における10Gbit/sネットワーク利用技術の実証実験を進めていきます。
なお、アラクサラの社内の10Gbit/sイントラネットには、コアスイッチとしてハイエンドレイヤ3スイッチ「AX7800Sシリーズ」、エッジスイッチに1Uサイズで10Gbit/sのアップリンクを標準装備したコンパクトギガビット・スイッチ「AX3600Sシリーズ」「AX2400Sシリーズ」を適用しています。
図.WIDE-アラクサラ間ネットワーク
アラクサラネットワークス株式会社は、「快適で安心して使えるネットワークを世界の人々に提供し、豊かな情報通信社会の実現に貢献」を企業理念としています。情報ライフラインを支える概念としてギャランティード・ネットワークを提唱し、ネットワーク構築に必要な基幹系ルータおよびスイッチの開発から設計、製造、販売、保守のサービスを提供しています。
WIDE(Widely Integrated Distributed Environment) プロジェクトは、大学や企業など100を超える団体が協力して、オペレーティングシステム技術と通信技術を基盤とした新しいコンピュータ環境の確立を目的として活動している研究プロジェクトです。WIDEプロジェクトの基本理念は「地球上のすべてのコンピュータに接続し、人や社会の役に立つ分散システムを構築する。そのために必要な課題と問題点を追求する」こと。この理念に基づいて、常に近い将来を見据えた次世代技術の研究を行っています。
本文に記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
このプレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、最新の情報と異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。