国内ルータ・スイッチメーカー初、
アラクサラネットワークスがマイクロソフト社のNAP技術への対応を表明
2005年9月29日
アラクサラネットワークス株式会社
アラクサラネットワークス株式会社(取締役社長 和田宏行 以下アラクサラ)は、国内のルータ・スイッチメーカーとしては初めて、マイクロソフト社の提唱するNAP(Network Access Protection)*1プログラムへ参加し、NAP技術への対応を推進します。現行製品であるコンパクト・ギガビットスイッチ「AX2400S/3600Sシリーズ」およびハイエンドスイッチ「AX7800Sシリーズ」のセキュリティ機能をNAP技術に対応させるとともに、今後もNAP技術に対応した機能および製品を提供していきます。
昨今の企業情報システムにおいて、クライアントPCがネットワークアクセスする際のセキュリティ脅威の増加が深刻な課題になっています。これに対応したセキュリティ対策として、認証、検疫、治療等を目的とした認証・検疫ソリューションが重要になっています。認証・検疫ソリューションでは、認証・検疫結果に応じてクライアントPCを適切なネットワークへ動的に収容できるネットワークが必要になります。これを実現するためには、クライアント、サーバ及びネットワークが密接に連携し対応することが重要です。
マイクロソフト社の提唱するNAPでは、認証・検疫ソリューションで必要となるフレームワークとAPI(Application Programming Interface)が提供されます。このフレームワークは、コンピュータの状態を検証し、ネットワークアクセスポリシーに準拠していないコンピュータを隔離したり、準拠したものを再接続させたりするというシステムで、ネットワークにはIEEE802.1X*2、VPN(Virtual Private Network)などの機能が要求されています。管理者は、NAPに対応した製品を用いて構築されたネットワークにおいて、コンピュータの状態を管理でき、ネットワーク全体のセキュリティポリシーの整合性を確保することができます。
アラクサラは、「AX2400S/AX3600Sシリーズ」および「AX7800Sシリーズ」のセキュリティ機能であるIEEE802.1XとMAC-VLAN*3をNAP技術に対応させます。IEEE802.1XとMAC-VLANを組み合わせることで、複数のエッジスイッチでポート単位に行っていた認証を、1台のスイッチに集約して認証することが可能です。このため、認証機能の集約化によるスイッチの導入コスト削減や、認証機能の分散管理から集中管理へ移行することによるネットワーク運用コストの削減を実現することができます。アラクサラ製品の特徴技術であるIEEE802.1XとMAC-VLANをNAP対応製品と連動させることで、統一のセキュリティポリシーに基づいたセキュアネットワークを構築することが可能です。
マイクロソフト社Windows Server事業部シニアプロダクトマネージャのマイク・シュッツ氏は「日本最大のルータスイッチベンダであるアラクサラネットワークスを日本初のNAPパートナーとして歓迎いたします。」("We welcome ALAXALA Networks Corporation, the largest router/switch manufacturer in Japan, as the first Japanese partner in Network Access Protection,")と述べています。
会社名 | アラクサラネットワークス株式会社 |
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設立日 | 2004年10月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 和田 宏行 |
資本金 | 55億円 |
従業員数 | 約320名 |
事業内容 | ルータ、スイッチ等ネットワーク機器の開発・製造・販売・保守 |
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