JP/EN

2012年5月15日

中小規模ネットワークのコアスイッチに最適な1Uボックス型スイッチでフォールト・トレラント・ネットワークに対応
~AX3800Sシリーズでスタック機能と40ギガビットインタフェースをサポート~

2012年5月15日
アラクサラネットワークス株式会社

アラクサラネットワークス株式会社(本社: 神奈川県川崎市 代表取締役社長 滝安美弘 以下アラクサラ)は、中小規模の企業・公共ネットワーク向けのコアスイッチとして最適な、小型のボックス型スイッチAX3800Sシリーズで、フォールト・トレラント・ネットワークをサポートするソフトウェアバージョンを提供します。これに先行して、40ギガビットイーサネットポートを搭載したモデルを追加します。

クラウドサービスの普及によるネットワークのトラヒック増加に伴い、企業内ネットワークでも10ギガビットイーサネットの利用が拡大しています。これを受けて、大規模な企業ネットワークにおいては、コアスイッチとして使用されているシャーシ型スイッチを中心に10ギガビットイーサネットの導入が進んでいますが、中小規模の企業ネットワークにおいては、小型のボックス型スイッチによる10ギガビットイーサネット収容の需要が高まっています。

アラクサラのAX3800Sシリーズは、10ギガビットイーサネットを最大44ポート収容可能な高さ1U*1サイズのボックス型スイッチであり、中小規模ネットワークにおいて10ギガビットイーサネットと1ギガビットイーサネットを混在して収容するコアスイッチとして活用されています。提供する新たなソフトウェアバージョンでは、複数のスイッチを組み合わせて冗長化を可能とするスタック機能*2をサポートします。これにより、10ギガビットイーサネットと1ギガビットイーサネットが混在するネットワークのフォールト・トレラント化が実現できます。

さらに、スタック機能の提供に先行して、大容量のスタック接続用バックプレーンとして利用可能な、40ギガビットイーサネットを搭載したモデルの追加を行います。

AX3800Sシリーズで実現するフォールト・トレラント・ネットワークには、以下のような特長があります。

省スペース
高さ1U のボックス型スイッチであるため、コアスイッチのスペースの節約が可能
低コスト
10ギガビット/1ギガビット共用ポート*3により、低コストで10ギガビット/1ギガビット混在ネットワークの構築が可能
高速な障害復旧
マスタ障害復旧時間約1秒*4
無停止ソフトウェアバージョンアップ
ネットワークの通信を中断することなく、ソフトウェアのバージョンアップ作業が可能
ノンブロッキング中継
最短パス転送により、スタックを構成する複数の装置にまたがったリンクアグリゲーションを使用すれば、正常時にはスタック装置間の回線容量に関係なく、全てのパケットを待ち合わせなしで中継するノンブロッキング中継が可能。これにより、全ポートで性能の劣化なく、回線速度どおりのデータ転送ができる。
ネットワーク・パーティション*5をサポート(IPv4/v6のVRF機能*6をサポート)

スタック機能対応のソフトウェアバージョンは、2012年度下期の提供を予定しており、既出荷済みの製品に対しては、保守契約の範囲内で追加料金なしで提供いたします。また、40ギガビットイーサネットを搭載したモデル(AX3830S-44X4QW)は2012年7月からの出荷を予定しております。

なお、2012年6月13日から15日に幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2012にて、40ギガビットイーサネット搭載モデルの展示を行います。

対象製品一覧

モデル名 40Gbps
ポート数
10Gbps
ポート数
10/100/1000Base-T
ポート数
予定標準価格(税抜)
AX3830S-44XW - 44 4 3,300,000円~
AX3830S-44X4QW 4 44 4 4,500,000円~(予定)
*1:
1U:
高さ43mm
*2:
スタック機能:
複数のスイッチで仮想的に1台のスイッチを構成する機能。
今回のソフトウェアバージョンではスタック機能は2台構成までをサポート。4台構成までのサポートを計画中。
*3:
10Gbps/1Gbps共用ポート:
SFP/SFP+共用ポート
*4:
マスタ障害復旧時間:
スタックを構成する複数の装置のうち、全体を管理する装置であるマスタ装置に障害が発生した場合に、別の装置にマスタを変更して、通信が復旧するまでの時間。
AX3830Sでは、マスタ障害復旧時間は約1秒(ただし、ダイナミックルーティングプロトコルについては復旧時間約10秒)
*5:
ネットワーク・パーティション:
ネットワーク・パーティションは、仮想的に分割したネットワークの各部分間のセキュリティや独立性を保ちながら、ネットワークの設備投資最適化を実現するもので、VRF機能とVLAN機能を連携させたもの。
*6:
VRF機能(Virtual Routing and Forwarding機能):
1台のLANスイッチの中に複数のルーティングテーブルを持たせることによって、仮想的に複数のLANスイッチとして動作させる機能。

アラクサラネットワークス株式会社について

アラクサラネットワークス株式会社は、「快適で安心して使えるネットワークを世界の人々に提供し、豊かな情報通信社会の実現に貢献」を企業理念としています。情報ライフラインを支える概念としてギャランティード・ネットワークを提唱し、ネットワーク構築に必要な基幹系ルータおよびスイッチの開発から設計、製造、販売、保守のサービスを提供しています。

会社名 アラクサラネットワークス株式会社
設立日 2004年10月1日
代表者 代表取締役社長 滝安美弘
資本金 55億円
所在地 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 新川崎三井ビル西棟
従業員数 約300名 (2012年3月末現在)
URL

商標名称等に関する表示

イーサネットは、富士ゼロックス(株)の登録商標です。
その他本文に記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

製品に関するお問い合わせ先

アラクサラネットワークス株式会社 営業本部

報道機関お問合わせ先

アラクサラネットワークス株式会社 広報担当 【担当:新井】

このプレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、最新の情報と異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

ご質問・資料請求・⾒積依頼など
以下のフォームより
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ

ページトップへ戻る