2010年7月14日

2010年7月14日
アラクサラネットワークス株式会社

アラクサラネットワークス株式会社(本社: 神奈川県川崎市 代表取締役社長 和田宏行 以下アラクサラ)のAXシリーズスイッチが、西宮市役所(兵庫県西宮市)の本庁舎ネットワークで採用され、稼動を開始しました。

西宮市役所では、本庁舎を中心としたネットワークの更新にあたり、(1)市民から預かっている情報を守るために強固な情報セキュリティ管理を実現すること、(2)市民生活と直結した重要インフラとして、ネットワークは「止めてはいけない」こと、などを重視してネットワーク設計を行いました。

アラクサラのAXシリーズは、以下の点で要件を満たすものと評価され、採用されたものです。

• 従来物理的に2系統に分離していた「内部事務系ネットワーク」と「住民情報系ネットワーク」を、ネットワーク・パーティション機能*1により、仮想化して分離することで、情報セキュリティを確保したまま、物理的にひとつのネットワークに統合できること
• フォールト・トレラント・ネットワーク*2により、従来2台のコアスイッチで実現していた冗長化が、1台で実現可能であり、さらにSTP*3を使用しない安定した運用が可能なこと

これらの機能を活用することにより、従来2系統のネットワークで、合計4台必要であったコアスイッチが1台に統合され、大幅な省スペース、省電力化を実現し、またネットワーク構築コストを抑制することが可能になりました。

採用された主な製品は、以下のとおりです。

• コアスイッチ: AX6604S
• サーバスイッチ: AX2430S
• フロアスイッチ、エッジスイッチ: AX1240S

アラクサラでは、今回の経験を活かし、今後とも安心で安全なネットワークの提供に努めてまいります。

西宮市役所　本庁舎ネットワーク構成図

*1

ネットワーク・パーティション機能:
ネットワークを仮想化して分割する機能。分割した各部分間のセキュリティや独立性を保ちながら、ネットワークの設備投資最適化を実現する。

*2

フォールト・トレラント・ネットワーク:
装置内部の各部毎に二重化を行い、障害時に短時間で切り替えを行うフォールト・トレラント・スイッチと、リンクアグリゲーションを利用して、実現する「止まらないネットワーク」。

*3

STP (Spanning Tree Protocol):
レイヤー2ネットワークでループ構成によりパケットが永久に転送し続けられることを避けるためのプロトコル。冗長構成を取るネットワークで、ループが発生することを避け、かつネットワーク障害時には、別の経路への切り替えを実現するために利用される。

西宮市について

西宮市は兵庫県の南東部の阪神地域(神戸と大阪の中間地)に位置し、現在では東西14.2km、南北19.2km、総面積100.18km2の人口48万人を超える大きな都市へと発展している。「えべっさん」で親しまれる西宮神社や「甲子園球場」のある街としても知られ、「灘の生一本」で有名な酒どころでもある。地域公共ネットワークの整備が進んでおり、さまざまな情報やサービスを提供している。日経BP社の「e都市ランキング2005」、「e都市ランキング2006」で連続首位。

アラクサラネットワークス株式会社について

アラクサラネットワークス株式会社は、「快適で安心して使えるネットワークを世界の人々に提供し、豊かな情報通信社会の実現に貢献」を企業理念としています。情報ライフラインを支える概念としてギャランティード・ネットワークを提唱し、ネットワーク構築に必要な基幹系ルータおよびスイッチの開発から設計、製造、販売、保守のサービスを提供しています。

商標名称等に関する表示

本文に記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

製品に関するお問い合わせ先

アラクサラネットワークス株式会社 営業本部

• 〒212-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 新川崎三井ビル西棟
• https://www.alaxala.com/jp/contact/

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