フォールト・トレラント・ネットワーク対応
コンパクトギガビットスイッチAX2500Sシリーズを製品化
2010年6月3日
アラクサラネットワークス株式会社
アラクサラネットワークス株式会社(本社: 神奈川県川崎市 代表取締役社長 和田宏行 以下アラクサラ)は、フォールト・トレラント・ネットワークに対応したコンパクトギガビットスイッチの新製品AX2500Sシリーズを追加します。
アラクサラでは、シャーシ型スイッチAX6600S/AX6700Sシリーズで、フォールト・トレラント・スイッチアーキテクチャ*1を採用し、「止まらないネットワーク」としてフォールト・トレラント・ネットワークを提唱してまいりました。新製品のコンパクトギガビットスイッチAX2500Sシリーズでは、SML(Split Multi Link)機能*2を搭載することにより、コンパクトなBOX型のスイッチによって、STP*3等のプロトコルを使用せずに、冗長化したシンプルなフォールト・トレラント・ネットワークが構築可能となります。
SML機能は、2つの異なるスイッチ間でリンクアグリゲーションを行う機能で、一方のスイッチに接続されている回線が故障した場合でも、他方のスイッチへ迂回を行うことで、リンクアグリゲーションの動作を継続することが可能です(図1)。これにより、大規模ネットワークのディストリビューション部分のフォールト・トレラント・ネットワーク化が可能となります(図2)。
またAX2530Sシリーズは、低消費電力設計に加え、未使用ポート省電力機能*4、装置スリープ機能*5などのダイナミック省電力機能と、従来から高い評価を得ているトリプル認証機能*6およびマルチステップ認証機能*7を搭載しております。
さらに24ポートモデルのAX2530S-24Tは、ファンレス設計となっており、低騒音を実現しています。
AX2500Sシリーズは2010年度第3四半期から出荷を開始し、3年間で約2万台の出荷を見込んでいます。
なお、2010年6月9日から11日に幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2010にて、本製品によるフォールト・トレラント・ネットワークのデモ展示を行います。
製品名 | 予定標準価格(税抜) |
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AX2530S-24T | 498,000円~ |
AX2530S-48T | 798,000円~ |
図1:SML機能による回線障害の迂回
図2:AX2500Sシリーズによるフォールト・トレラント・ネットワーク
アラクサラネットワークス株式会社は、「快適で安心して使えるネットワークを世界の人々に提供し、豊かな情報通信社会の実現に貢献」を企業理念としています。情報ライフラインを支える概念としてギャランティード・ネットワークを提唱し、ネットワーク構築に必要な基幹系ルータおよびスイッチの開発から設計、製造、販売、保守のサービスを提供しています。
会社名 | アラクサラネットワークス株式会社 |
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設立日 | 2004年10月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 和田宏行 |
資本金 | 55億円 |
所在地 | 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 新川崎三井ビル西棟 |
従業員数 | 約310名 (2010年3月末現在) |
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