東証の新コロケーションサービスのためのネットワークシステムを構築
~柔軟で低遅延かつ堅牢・安定なレイヤー2リングネットワーク~
2009年6月2日
アラクサラネットワークス株式会社
アラクサラネットワークス株式会社(本社: 神奈川県川崎市 代表取締役社長 和田宏行 以下「アラクサラ」)は、株式会社東京証券取引所(本社: 東京都中央区 代表執行役社長 斉藤惇 以下「東証」)が提供するarrownet*1の追加機能として、新たなコロケーションサービスのためのネットワークシステムを構築しました。
近年、証券取引におけるアルゴリズム取引*2の進展に伴い、証券会社や機関投資家、ファンドなどの投資者からは、より高速な証券取引を実現するシステムの導入が求められております。東証では、こうした投資者ニーズや市場環境の変化を捉え、証券取引所としてのグローバルな競争力を高めるためにアラクサラ製品を採用し、高速、大容量通信を実現、ディザスターリカバリー機能を兼ね備えたarrownetを構築するとともに、高速処理を実現する次世代売買システム、arrowheadの開発を進めております。更に、東証では、より高速なトレーディングを実現するための新たなサービスとして、投資者のサーバを東証のデータセンター内に設置する、コロケーションサービスを2009年秋より提供する予定です。この新サービスにより、投資者の情報受信サーバや発注サーバと取引所の売買システムサーバとの物理的な距離が短縮され、情報受信及び発注に係る遅延時間をミリ秒単位以下にまで短縮することが可能となります。この新サービスの提供にあたり、各投資者のイントラネット(社内網)を東証のデータセンター内まで延長する必要があり、arrownet追加機能として、新たに「arrownetコロケーションネットワーク」を構築いたしました。
アラクサラのネットワークシステムは、arrownetコロケーションネットワークの以下のような要件を満たすことが評価され、採用されました。
採用された主な機器は、以下のとおりです
アラクサラでは、今回のシステム構築の経験を活かし、いっそうの高性能・高信頼ネットワークの構築を進めてまいります。
アラクサラネットワークス株式会社は、「快適で安心して使えるネットワークを世界の人々に提供し、豊かな情報通信社会の実現に貢献」を企業理念としています。情報ライフラインを支える概念としてギャランティード・ネットワークを提唱し、ネットワーク構築に必要な基幹系ルータおよびスイッチの開発から設計、製造、販売、保守のサービスを提供しています。
会社名 | アラクサラネットワークス株式会社 |
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設立日 | 2004年10月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 和田宏行 |
資本金 | 55億円 |
所在地 | 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 新川崎三井ビル西棟 |
従業員数 | 約310名 (2009年3月末現在) |
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