コンフィグレーションガイド Vol.2
優先度決定は,本装置が中継するフレームおよび本装置が自発的に送信するフレームの優先度を決定する機能です。本機能には,検出したフロー単位で使用する出力優先度とキューイング優先度の直接指定,DSCPマッピング,階層化シェーパのユーザ指定,およびNIF単位で使用するVLANユーザマッピングの四つの機能があります。VLANユーザマッピングは送信側だけの機能です。
この節で説明する優先度決定の位置づけを次の図に示します。
図5-16 優先度決定の位置づけ
優先度決定の各機能は,送信制御のシェーパの種類によって有効/無効が決まります。優先度決定とシェーパの対応を次の表に示します。フレームが送信されるNIFのシェーパの種類を考慮して優先度決定を使用してください。
表5-14 優先度決定とシェーパの対応
優先度決定の機能 設定単位 送信制御のシェーパの種類 レガシーシェーパ 階層化シェーパ 出力優先度とキューイング優先度の直接指定 フロー ○ ○ DSCPマッピング フロー ○ ○ 階層化シェーパのユーザ指定 フロー − ○ VLANユーザマッピング NIF − ○ (凡例)○:有効 −:無効
- <この節の構成>
- 5.10.1 出力優先度とキューイング優先度の直接指定
- 5.10.2 DSCPマッピング
- 5.10.3 階層化シェーパのユーザ指定
- 5.10.4 VLANユーザマッピング
- 5.10.5 優先度決定のデフォルト動作
- 5.10.6 優先度決定使用時の注意事項
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