コンフィグレーションガイド Vol.2
優先度決定が設定されていない場合は,次の表に示すデフォルト値で動作します。
表5-24 優先度決定のデフォルト値
フレーム種別 デフォルト値 階層化シェーパの
ユーザ出力優先度 キューイング
優先度フロー検出に一致して明示的に優先度を指定していない,かつVLANユーザマッピングを使用していないフレーム デフォルトユーザ※ 4 4 フロー検出に一致しない,かつVLANユーザマッピングを使用していないフレーム デフォルトユーザ※ 4 4
- 注※
- デフォルトユーザは,階層化シェーパのユーザの一つです。なお,優先度決定でデフォルトユーザを指定することはできません。
なお,次に示すフレームは,フロー制御の優先度決定の有無にかかわらず,固定的に優先度を決定します。ただし,VLANユーザマッピングを使用した場合は,VLANユーザマッピングの動作に従います。
VLANユーザマッピング以外の優先度決定で変更できないフレームを次の表に示します。
表5-25 VLANユーザマッピング以外の優先度決定で変更できないフレーム一覧
フレーム種別 固定的に決定される優先度 階層化シェーパの
ユーザ出力優先度 キューイング
優先度本装置が自発的に送信するパケット/フレーム 1※1 8 4 本装置でレイヤ3中継するパケットのうち次のパケット
- IPv4オプション付きのパケット
- 本装置でフラグメントし送信するパケット
- IPv6拡張ヘッダ(Hop by Hop)付きのパケット
- ARP/NDPの未解決によって本装置に一時的に滞留し送信するパケット
デフォルトユーザ※2 4 4
- 注※1
- 階層化シェーパのシェーパモードでLLRLQオプションモードを設定している場合は,LLRLQ1になります。
- 注※2
- デフォルトユーザは,階層化シェーパのユーザの一つです。
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