コンフィグレーションガイド Vol.2

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5.10.5 優先度決定のデフォルト動作

優先度決定が設定されていない場合は,次の表に示すデフォルト値で動作します。

表5-24 優先度決定のデフォルト値

フレーム種別 デフォルト値
階層化シェーパの
ユーザ
出力優先度 キューイング
優先度
フロー検出に一致して明示的に優先度を指定していない,かつVLANユーザマッピングを使用していないフレーム デフォルトユーザ 4 4
フロー検出に一致しない,かつVLANユーザマッピングを使用していないフレーム デフォルトユーザ 4 4

注※
デフォルトユーザは,階層化シェーパのユーザの一つです。なお,優先度決定でデフォルトユーザを指定することはできません。

なお,次に示すフレームは,フロー制御の優先度決定の有無にかかわらず,固定的に優先度を決定します。ただし,VLANユーザマッピングを使用した場合は,VLANユーザマッピングの動作に従います。

VLANユーザマッピング以外の優先度決定で変更できないフレームを次の表に示します。

表5-25 VLANユーザマッピング以外の優先度決定で変更できないフレーム一覧

フレーム種別 固定的に決定される優先度
階層化シェーパの
ユーザ
出力優先度 キューイング
優先度
本装置が自発的に送信するパケット/フレーム 1※1 8 4
本装置でレイヤ3中継するパケットのうち次のパケット
  • IPv4オプション付きのパケット
  • 本装置でフラグメントし送信するパケット
  • IPv6拡張ヘッダ(Hop by Hop)付きのパケット
  • ARP/NDPの未解決によって本装置に一時的に滞留し送信するパケット
デフォルトユーザ※2 4 4

注※1
階層化シェーパのシェーパモードでLLRLQオプションモードを設定している場合は,LLRLQ1になります。

注※2
デフォルトユーザは,階層化シェーパのユーザの一つです。

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