解説書 Vol.1
本装置の回線バックアップサポート回線種別を「表8-1 回線バックアップサポート回線種別」,回線バックアップ仕様を「表8-2 回線バックアップ仕様」に示します。なお,バックアップ元・バックアップ先回線ともにIPインタフェースタイプがポイント−ポイント型だけをサポートしています。ブロードキャスト型はサポートしていません。
表8-1 回線バックアップサポート回線種別
バックアップ元
回線種別バックアップ先回線種別 serial,
bri,pri,
j2
[PPP]※1serial,bri,pri,j2
[PPP]serial,
bri,pri,
j2
[FR]※2briisdn,
priisdn
※325atm,
oc3atmその他 serial,bri,pri,j2
[PPP]※1※3○ × × ○ × × serial,bri,pri,j2
[PPP]× × × ○ × × serial,bri,pri,j2
[FR]※2× × × ○ × × briisdn,
priisdn ※3× × × ○ × × 25atm,
oc3atm× × × ○ ○ × その他 × × × × × × (凡例) ○:サポートする ×:サポートしない
注※1 WAN専用線でリンクレイヤプロトコルがPPPの場合。
注※2 WAN専用線でリンクレイヤプロトコルが Frame-Relayの場合。
注※3 BODをサポート。BODについては「5.5 オーバーロード」を参照してください。
表8-2 回線バックアップ仕様
項目 バックアップ先回線 ISDN ATM※1 専用線(PPP) バックアップ元回線 「表8-1 回線バックアップサポート回線種別」参照 バックアップ元/バックアップ先回線の収容RP 同一RP ○ ○ ○ 別RP ○ ○ ○ バックアップ元とバックアップ先の対応 バックアップ元:バックアップ先=1:1 サポートネットワーク
レイヤプロトコル※2IP※3 ○ ○ ○ IPv6 × × × IPX ○ ○ ○ ブリッジ ○ ○ ○ フォワーディング方式 ダイナミック ○ ○ ○ スタティック ○ ○ ○ フォワーディング方式引き継ぎ 引き継ぐ/引き継がない ネットワークレイヤアドレス
引き継ぎ引き継ぐ※4 ○ ○ ○ 引き継がない ○ ○ ○ QoS条件引き継ぎ 引き継がない Filter条件引き継ぎ 引き継がない 切り戻し方法 自動 ○ ○ ○ 手動 ○ ○ ○ 手動切り戻し監視※5 × × ○ 切り替え,切り戻し動作※6 Quickモード ○ × × On-demandモード ○ × × (凡例)○:サポートする ×:サポートしない
注※1 ATMについてはバックアップ元/先ともにポイント-ポイント接続のATMである必要があります。
注※2 ネットワークレイヤプロトコルごとの注意点は「8.4 回線バックアップ使用時の注意事項」を参照してください。バックアップ元およびバックアップ先ともにATMの場合,IPv4だけバックアップできます。
注※3 独自手順BODがバックアップ先になる場合,IPだけバックアップできます。
注※4 ネットワークレイヤアドレスを引き継ぐ場合は,バックアップ元と先の接続相手は同一で,本装置相当のアドレス引き継ぎ機構が必要です。
注※5 手動切り戻し監視の注意点は「8.1.2 バックアップ切り替え条件 (2) 手動切り戻しの場合の注意事項」を参照してください。
注※6 切り替え,切り戻し動作については,マニュアル「構成定義コマンドレファレンス Vol.1 11. バックアップ情報」を参照してください。
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