解説書 Vol.1
- <この項の構成>
- (1) 概要
- (2) Tag変換機能使用時の注意事項
(1) 概要
Tag変換機能は,Taggedフレームをレイヤ2スイッチ中継する際に,フレームのVLAN TagのVLAN IDフィールドを別の値に変換する機能です。この機能によって,異なるVLAN IDで設定した既設のVLANを一つのVLANとして接続することが可能となります。
Tag変換機能は,VLANのTaggedポートでポートごとに指定します。Tag変換機能を使用しない通常のTaggedポートでは,VLAN TagのVLAN IDフィールドにコンフィグレーションで指定したVLANのVLAN IDを使用します。Tag変換機能を指定した場合はそのIDを使用します。そのIDのことをTranslated IDと呼びます。
Tag変換機能の構成例を次の図に示します。図では,ポート1はTag変換機能未指定であり,ポート2およびポート3にそれぞれTag変換機能を設定し,VLAN TagのVLAN IDフィールドを変換して中継します。
Tag変換機能を設定したポートで未定義フレーム廃棄機能を使用した場合,未定義フレームの判定をTranslated IDで行うため注意してください。
Copyright (c)2005, 2011, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.