解説書 Vol.1

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17.5.2 IPv6 PIM-SM

IPv6でPIM-SMを使用する場合は次の点に注意してください。

<この項の構成>
(1) パス切り替え時のパケットロス
(2) 装置アドレス定義必須
(3) 装置アドレス到達可能性

(1) パス切り替え時のパケットロス

本装置は,ランデブーポイント経由でのIPv6マルチキャストパケット中継時およびランデブーポイント経由から最短パス経由への切り替え時,一時的にパケットをロスする場合があります。ランデブーポイント経由のIPv6マルチキャストパケットの中継動作およびランデブーポイント経由から最短パス経由切り替え動作は「17.4.1 IPv6 PIM-SMの動作」を参照してください。

(2) 装置アドレス定義必須

本装置をfirst-hop-routerまたはlast-hop-routerとして使用する場合,ランデブーポイントへの通信にはルータ管理情報のローカルアドレスで定義されたIPv6アドレスが用いられます。そのためIPv6 PIM-SMでは,IPv4 PIM-SMとは異なりランデブーポイントやBSRでない場合にも装置アドレスの定義が必須です。

(3) 装置アドレス到達可能性

本装置をランデブーポイントおよびブートストラップルータとして使用する場合,ルータ管理情報のローカルアドレスで定義されたIPv6アドレスがランデブーポイントとブートストラップルータのアドレスとなります。このルータ管理情報のローカルアドレスはIPv6マルチキャスト通信する全装置でユニキャストでのルート認識および通信ができる必要があります。

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