解説書 Vol.1
静的NAT-PTでは,変換時に1個のIPv6アドレスに対して,1個のIPv4アドレスを割り当てます。静的NAPT-PTでは,変換時に1個のIPv6アドレスとTCPまたはUDPポート番号の組に対して,1個のIPv4アドレスとTCPまたはUDPポート番号の組を割り当てます。プールアドレスやプールポートの割り当ては,構成定義の静的NAT-PT変換ルールおよび静的NAPT-PT変換ルールで設定します。
変換の基本的な仕組みは動的NAPT-PTの場合と同じですが,静的NAT-PTと静的NAPT-PTでは,IPv6端末とIPv4端末の双方からセッションを開始できます。このため,IPv4クライアントがIPv6サーバに接続する場合には静的NAT-PTまたは静的NAPT-PTを使用します。静的NAT-PT変換を「図14-28 静的NAT-PT変換」に,静的NAPT-PT変換を「図14-29 静的NAPT-PT変換」に示します。
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