解説書 Vol.1

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13.6.2 冗長経路(障害などによる経路切り替え)

本装置でマルチキャスト経路が冗長経路になっている場合の注意点について説明します。

<この項の構成>
(1) PIM-DMの使用
(2) DVMRPの使用
(3) PIM-SMの使用
(4) PIM-SSMの使用

(1) PIM-DMの使用

PIM-DMの場合,冗長経路からのマルチキャストパケット通信切り替え時間は最大210秒かかります。

(2) DVMRPの使用

DVMRPの場合,冗長経路からのマルチキャストパケット通信切り替え時間は最大180秒かかります。

(3) PIM-SMの使用

マルチキャスト通信実施中にランデブーポイント方向およびfirst-hop-router方向への経路が変更した場合,新しい経路の上流ルータに対してマルチキャスト経路の加入通知を報告します。

PIM-SMの場合,次に示す経路切り替えでマルチキャスト通信が再開するまで時間がかかるので注意してください。

障害による冗長経路切り替えだけでなく,構成変更によって意識的に経路切り替えを行った場合も,マルチキャスト通信がこれらの時間停止する場合があります。システムの構成変更は計画的に実施してください。

(4) PIM-SSMの使用

冗長経路が切り替わった場合,通信再開までに次に示す時間がかかる場合があります。

 
該当マルチキャストパケット送信元のネットワーク情報(ユニキャストルーティング情報)切り替え時間
+20秒
+加入通知時間

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