解説書 Vol.1
本装置ではネットワーク構成に応じて物理回線またはPVCにインタフェースを設定します。インタフェースには,ブロードキャスト型とポイント−ポイント型があり,これらを単独に使用したり,組み合わせて使用したりすることによって,多様なネットワークに対応できます。インタフェースの付与対象を「表5-27 インタフェースの付与対象」に,ネットワーク構成とインタフェースの組み合わせを「表5-28 ネットワーク構成とインタフェースの組み合わせ」に示します。
付与対象 備考 物理回線 DLCIの構成定義がなくても可能 PVC(DLCI) DLCIの構成定義が必須 PVC(DLCI)のグループ DLCIの構成定義が必須 注 物理回線とPVC(DCI)が混在する構成,物理回線とPVC(DLCI)のグループが混在する構成では,IPマルチキャスト,IPXおよびブリッジはサポート対象外です。
ネットワーク
構成インタフェース
付与対象インタフェース形態 拠点間通信 ネットワーク構成例 フルメッシュ
構成物理回線 ブロードキャスト型 ○
(直結PVC上で通信)「図5-30 フルメッシュ構成−物理回線単位インタフェース ネットワーク例」参照 PVC(DLCI)またはPVC(DLCI)のグループ ブロードキャスト型またはポイント−ポイント型※ ○
(直結PVC上で通信または,センタ経由の折り返し通信によって実現します。ただし,同一インタフェース内の折り返しはできません)「図5-31 フルメッシュ構成−PVC単位インタフェース ネットワーク例」参照 パーシャル
メッシュ構成物理回線 ブロードキャスト型 × 「図5-32 パーシャルメッシュ構成−物理回線単位インタフェース ネットワーク例」参照 PVC(DLCI)またはPVC(DLCI)のグループ ブロードキャスト型またはポイント−ポイント型※ ○
(直結PVC上で通信または,センタ経由の折り返し通信によって実現します。ただし,同一インタフェース内の折り返しはできません)「図5-33 パーシャルメッシュ構成−PVC単位インタフェース ネットワーク例」参照 (凡例) ○:できる ×:できない
注※ NPシリーズと接続する場合は,ブロードキャスト型にします。
図5-30 フルメッシュ構成−物理回線単位インタフェース ネットワーク例
図5-31 フルメッシュ構成−PVC単位インタフェース ネットワーク例
図5-32 パーシャルメッシュ構成−物理回線単位インタフェース ネットワーク例
図5-33 パーシャルメッシュ構成−PVC単位インタフェース ネットワーク例
「図5-30 フルメッシュ構成−物理回線単位インタフェース ネットワーク例」〜「図5-33 パーシャルメッシュ構成−PVC単位インタフェース ネットワーク例」の四つの接続方法を,一つの物理回線内に混在できます。混在の例を次の図に示します。
図5-34 ネットワーク構成と論理インタフェースの組み合わせ混在の構成例
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