解説書 Vol.2
本装置でサポートするISDN回線を「表10-4 本装置でサポートするISDN回線」に,ISDN基本回線の契約条件・付加サービスを「表10-5 ISDN基本回線の契約条件・付加サービス」に,ISDN一次群回線の契約条件・付加サービス「表10-6 ISDN一次群回線の契約条件・付加サービス」にそれぞれ示します。
サポートISDN回線 備考 基本インタフェース(Point-Point) − 基本インタフェース(Point-Multipoint常時起動) − 1次群速度インタフェース(mH0+nB+D) − 1次群速度インタフェース(mH0+nB/D) 同一RP内の別回線にDチャネル共用を行う基本または1次群の回線が必要です。 1次群速度インタフェース(H1/D) (凡例) −:該当しない
区分 サービス名 契約条件/
サポート備考 契約条件 インタフェース形態およびレイヤ1起動種別 P-MP常時またはP-P 一次群回線の呼制御を基本回線のDチャネルで行う場合はP-Pだけ指定できます。 基本サービス 発信者番号通知 通常通知(通話ごと非通知,呼毎通知許可※1※2 発信者番号によって,接続相手の識別,接続認証を行うため。 ユーザ間情報通知 着信拒否※1 − サブアドレス通知 ○ 契約手続きは不要。網から自動的に通知されます。 料金情報通知 ○ 通信中機器移動 × − 付加サービス※4 任意チャネル着信(「インタフェース形態およびレイヤ1起動種別」がP-Pの場合だけのサービス) ◎ 着信時のチャネル指定は本装置側から行うため。 代表取扱(代表電話番号) ○ Dチャネル共用をさせないでLine Groupを組む場合は必須です。 グループセキュリティ × ※3
- (凡例)
- ◎:契約必須
- ○:サポートする(契約してもしなくてもよい)
- ×:サポートしない(契約できない)
- −:該当しない
注※1 日本電信電話株式会社のISDN回線申込票で使用されている用語です。
注※2 「呼毎通知許可」は旧申込票で使用されていた用語です。
注※3 次に示す条件をすべて満たす場合だけ契約できます。
- 1回線当たり最大1グループだけ利用できます。
- 発着信の規制パターンは,「グループ内通信」だけ契約できます。
次に示す発着信の規制パターンは契約できません。
- グループ内通信+グループ外着信(グループ外からの着信だけ許容する)
- グループ内通信+グループ外発信(グループ外への発信だけ許容する)
- グループ内通信+グループ外着信+グループ外発信
(グループ外からの着信,グループ外への発信の両方を許容する)
注※4 この表にない付加サービスについては「×:サポートしない(契約できない)」になります。
区 分 サービス名 契約条件/
サポート備考 契約条件 インタフェース形態 23B+Dまたは24B利用 − − 24B利用の場合 (ア)インタフェースID番号 1-126の任意の値を指定 本装置の構成定義情報の値と一致させる必要があります。 (イ)本回線を制御するDチャネルを持つ契約者回線番号 本回線を制御するDチャネルを持つ契約者回線番号 − (ウ)(イ)が基本回線の場合の呼番号長 1オクテットまたは2オクテット※5 本装置の構成定義情報の値と一致させる必要があります。 基本サービス 発信者番号通知 通常通知(通話ごと非通知,呼毎通知許可※1※2 発信者番号によって,接続相手の識別,接続認証を行います。 ユーザ間情報通知 着信拒否※1 − サブアドレス通知 ○ 契約手続きは不要(網から自動的に通知されます)。 料金情報通知 ○ 通信中機器移動 × − 付加サービス※4 任意チャネル着信 ◎ 着信時のチャネル指定は本装置側から行います。 代表取扱(代表電話番号) ○ Dチャネル共用をさせないでLine Groupを組む場合は必須です。 グループセキュリティ × ※3
- (凡例)
- ◎:契約必須
- ○:サポートする(契約してもしなくてもよい)
- ×:サポートしない(契約できない)
- −:該当しない
注※1 日本電信電話株式会社のISDN回線申込票で使用されている用語です。
注※2 「呼毎通知許可」は旧申込票で使用されていた用語です。
注※3 次に示す条件をすべて満たす場合だけ,契約できます。
- 1回線当たり最大1グループだけ利用できます。
- 発着信の規制パターンは,「グループ内通信」だけ契約できます。
次に示す発着信の規制パターンは契約できません。
- グループ内通信+グループ外着信(グループ外からの着信だけ許容する)
- グループ内通信+グループ外発信(グループ外への発信だけ許容する)
- グループ内通信+グループ外着信+グループ外発信
(グループ外からの着信,グループ外への発信の両方を許容する)
注※4 この表にない付加サービスについては「×:サポートしない(契約できない)」となります。
注※5 1オクテットの場合,本装置のline_group構成定義情報で"dch_line <Line-Name>"パラメータでDチャネル共用を定義できるISDN一次群回線の回線数は最大4になります。2オクテットの場合はこのような制限はありません。ただし,回線業者によって,Dチャネル共用を定義できるISDN一次群回線の回線数に上限があります。日本電信電話株式会社の場合,Dチャネルを持つ回線を除いて,最大8になります。したがって,ISDN回線を新規に契約する場合は,拡張性を考慮して2オクテットにしてください。特に申し出ない場合は1オクテットとなるので注意が必要です。
呼番号長が1オクテットとなっている既存のISDN回線を本装置に使用する場合で,契約を変更したくない場合,契約は1オクテットのままとして,本装置のline構成定義情報の"call_reference_length {1 | 2}"パラメータで1を設定します。
本装置のline_group構成定義情報についてはマニュアル「構成定義コマンドレファレンス Vol.1」のline-groupコマンド,lineコマンドを参照してください。
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