運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
close bsuコマンド(「close bsu【AX5400S】」参照)で一時的に設定したBSUボードの閉塞状態を運用状態に戻します。
close bsuコマンドで電源ON時のボード交換を実施したボードを運用再開するためには本コマンドを使用します。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
free bsu
[パラメータ]
なし
[実行例]
BSUを運用状態に戻します。
free bsu
[ユーザ通信への影響]
あり
[応答メッセージ]
表11-4 free bsuコマンドのメッセージ一覧
メッセージ 内容・対策 Can't execute this command in standby BCU 待機系BCUでこのコマンドは実行できません。 BSU:administratively freed. 指定BSUをフリーしました。 BSU is disconnected. 指定BSUは実装されていません。 BSU is already initializing. 指定BSUはすでに初期化中です。 BSU is already active. 指定BSUは運用状態です。 BSU is failed. 指定BSUは運用状態ではありません。 BSU is locked. 指定BSUはLOCK状態です。 Can't accept command (system is busy). (システムビジーのため)コマンドは受け付けられません。
[注意事項]
- 本コマンドを使用してもコンフィグレーションは変更されません。
- 閉塞していたBSUを運用状態に戻すと,そのBSUに実装しているNIFやLineも運用状態になります。
- 当該BSU配下に定義されているVLAN数およびVLAN配下のtagged/untaggedポート数が多い場合,本コマンド実行後Lineが運用状態になるまで数10秒かかることがあります。
- close bsuコマンド(「close bsu【AX5400S】」参照)により,自動的に系切替が発生し,系切替後の待機系BCUおよびBSUが閉塞状態となった場合,運用状態に戻すにはfree standbyコマンド(「運用コマンドレファレンス Vol.2 free standby」参照)を使用します。また電源ON時のボード交換後に運用を再開する場合にもfree standbyコマンドを使用します。
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