運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
close psuコマンド(「close psu【AX7800S】」参照)で一時的に設定したPSUボードの閉塞状態を運用状態に戻します。
close psuコマンドで電源ON時のボード交換を実施したボードを運用再開するためには本コマンドを使用します。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
free psu <PSU No.>
[パラメータ]
- psu <PSU No.>
- 運用状態に戻すPSU番号を指定します。指定できるPSU番号の値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
[実行例]
PSU 0を運用状態に戻します。
free psu 0
[ユーザ通信への影響]
あり
[応答メッセージ]
表11-3 free psuコマンドのメッセージ一覧
メッセージ 内容・対策 Illegal PSU -- <PSU No.>. PSU番号が範囲外です。<PSU No.> PSU番号 PSU <PSU No.>:administratively freed. 指定PSUをフリーしました。<PSU No.> PSU番号 PSU <PSU No.> is disconnected. 指定PSUは実装されていません。<PSU No.> PSU番号 PSU <PSU No.> is already initializing. 指定PSUはすでに初期化中です。<PSU No.> PSU番号 PSU <PSU No.> is already active. 指定PSUは運用状態です。<PSU No.> PSU番号 PSU <PSU No.> is failed. 指定PSUは運用状態ではありません。<PSU No.> PSU番号 PSU <PSU No.> is locked. 指定PSUはLOCK状態です。<PSU No.> PSU番号 Cannot execute, number of PSU board exceeds system limit. 装置に実装可能なPSUの枚数を超えているため実行できません。
[注意事項]
- 本コマンドを使用してもコンフィグレーションは変更されません。
- 閉塞していたPSUを運用状態に戻すと,そのPSUに実装しているNIFやLineも運用状態になります。
- 当該PSU配下に定義されているVLAN数およびVLAN配下のtagged/untaggedポート数が多い場合,本コマンド実行後Lineが運用状態になるまで数10秒かかることがあります。
- PSUのclose/freeを行う場合は,必ずそれぞれ1分以上の時間を空けてください。
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