解説書 Vol.2

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12.1.1 運用端末

本装置は運用端末として初期導入時にコンソールが必要です。そのあとの運用にはコンソールまたはリモート運用端末が必要です。コンソールはRS232Cに接続する端末,リモート運用端末はIPネットワーク経由で接続する端末です。運用端末はtelnetやrloginでログイン接続します。運用端末はIPネットワーク経由でSNMPマネージャによるネットワーク管理にも対応しています。運用端末の接続形態を「図12-1 運用端末の接続形態」に,RMイーサネットポートと運用端末の条件を「表12-2 運用端末の条件」に示します。

図12-1 運用端末の接続形態

[図データ]

表12-2 運用端末の条件

端末種別 接続形態 必要機能
コンソール RMシリアル接続(RS232C) RS232C(回線速度:19200,9600,4800,2400,1200)
ZMODEM手順
CD-ROM(ISO-9660)
RMシリアル接続(モデム) RS232C(回線速度:9600)
ダイアルアップIP接続 RS232C(回線速度:9600)
リモート運用端末 RMイーサネットポート接続 TCP/IP
telnetまたはrlogin
ftp
CD-ROM(ISO-9660)
通信用ポート接続(NIF接続)

注※ 本端末を使用してソフトウェアの入れ替えを行う場合に必要です。


<この項の構成>
(1) コンソール
(2) リモート運用端末

(1) コンソール

コンソールはRMシリアル接続(RS232C)とRMシリアル接続(モデム)があります。RMシリアル接続(RS232C)の本装置のシリアルインタフェースはD-Sub9ピンです。コンソールと接続する場合にはクロスケーブルを使用してください。例えば,AT互換機と本装置を接続する場合には,AT互換機同士をシリアルで接続するためのD-Sub9ピンクロスケーブルを使用してください。クロスケーブルの結線仕様を次の図に示します。

図12-2 クロスケーブルの結線仕様

[図データ]

RMシリアル接続(モデム)およびダイアルアップIP接続のコンソールを本装置のRMシリアルインタフェースにモデムを接続する場合には,AT互換機とモデムを接続するためのストレートケーブルを使用してください。また,本装置に接続するモデムは自動着信に設定してください。本装置ではモデムを設定できないので,PCなどに接続して設定してください。

ダイアルアップIP接続のコンソールのダイアルアップIP接続手順は「運用ガイド 5.9 ダイアルアップIP接続を設定する」を参照してください。

ダイアルアップIP接続は,AUXポートにモデムを接続して行います。ダイアルアップIP接続は,回線接続後にリモート運用端末として機能します。

(2) リモート運用端末

リモート運用端末は,本装置と運用端末を直接イーサネット接続する場合にはクロスケーブルを使用します。RMイーサネットポートは10BASE-Tおよび100BASE-TXをサポートしています。

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