解説書 Vol.2
モニターポートに対してフィルタ/QoS制御を設定することができます。ポートミラーリング機能とフィルタ/QoS制御機能の併用を次の図に示します。図に示す(a)〜(d)の各ポイントについて,ポートミラーリング機能とフィルタ/QoS制御機能の併用時の動作を「表10-1 ポートミラーリング機能とフィルタ/QoS制御機能の併用時の動作」に示します。
図10-3 ポートミラーリング機能とフィルタ/QoS制御機能の併用
表10-1 ポートミラーリング機能とフィルタ/QoS制御機能の併用時の動作
フィルタ/QoS制御
ポイントフィルタ/QoS制御
動作可否フィルタ/QoS制御の動作仕様 (a) ○ モニターポートの入力側で,受信するフレームに対してフィルタ/QoS制御を行います。フィルタによって実際のフレームを廃棄しても,該当フレームはミラーリングされます。またIPヘッダの書き換えを行うと,コピーしたフレームのIPヘッダも書き換わります。ただし,レイヤ2ヘッダの書き換え(ユーザ優先度の書き換えなど)を行っても,コピーしたフレームのレイヤ2ヘッダは書き換わりません。 (b) − ミラーポートの出力側で,コピーしたフレームに対するフィルタ/QoS制御は動作しません。 (c) ○ モニターポートの出力側で,送信するフレームに対してフィルタ/QoS制御を行います。(a)と同様,制限なし。フィルタによる廃棄を指定した場合,送信フレームが廃棄されるため,フレームをミラーリングすることはありません。回線に出力するフレームだけがミラーリングされます。 (d) − ミラーポートの出力側で,コピーしたフレームに対するフィルタ/QoS制御は動作しません。 (凡例) ○:フィルタ/QoS制御できる −:フィルタ/QoS制御できない
なお,ミラーポートでの通常通信に対するフィルタ/QoS制御は,制限なく動作します。
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