解説書 Vol.2

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9.1.3 LLDP使用時の注意事項

<この項の構成>
(1) 本機能を設定した装置間に本機能をサポートしない別装置を接続した場合
(2) 他社接続について
(3) 隣接装置の最大数について
(4) 二重化切リ替えについて【AX7800R】
(5) Tag-VLAN連携を設定した回線でLLDPを使用する場合

(1) 本機能を設定した装置間に本機能をサポートしない別装置を接続した場合

下記に示す構成とした場合,隣接装置との接続状態を正確に把握しにくい状態になります。

(2) 他社接続について

他社が独自にサポートしているLink Layer Discovery Protocolとの相互接続はできません。

注※ 
Cisco:CDP(Cisco Discovery Protocol)
Extreme:EDP(Extreme Discovery Protocol)
Foundry:FDP(Foundry Discovery Protocol)

(3) 隣接装置の最大数について

装置当たり最大384の隣接装置情報を収容可能です。最大数を超えた場合,受信した配布情報は廃棄します。受信済みの隣接装置情報がタイムアウトで削除される時間を確保するために廃棄状態は一定時間継続されます。時間は,最大収容数の閾値以上になった隣接装置情報の保持時間と同一です。

(4) 二重化切リ替えについて【AX7800R】

BCUの切り替えが起こった際には,切り替え動作時に装置MACアドレスが変更されます。その場合,切り替えが起こる前の配布情報が保持時間のタイムアウトで削除されるまで,二つの装置が接続されているようにshow lldpコマンドで表示されます。

この状態を回避するためには,コンフィグレーションコマンドlocal-mac-addressで装置MACアドレスを変更しないようにする必要があります。

(5) Tag-VLAN連携を設定した回線でLLDPを使用する場合

Tag-VLAN連携を設定した回線でLLDP機能を使用する場合,当該回線でコンフィグレーションコマンドvlan(Tag-VLAN連携情報)を設定し,かつ当該インタフェース上にIPアドレスを設定しておく必要があります。

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