解説書 Vol.2
NetFlow統計は,ネットワークを流れるトラフィックを本装置(NetFlowエージェント)でサンプリングしてモニタし,そのモニタしたNetFlow統計情報(以降,NetFlowパケット)をNetFlowコレクタと呼ばれる装置(以降,コレクタ装置)に集めて分析することによって,ネットワークの利用状況を把握する機能です。本装置のユーザ指定のポートに入ってくるIPパケットのレイヤ3とレイヤ4統計情報をコレクタ装置に通知することで,ネットワークの利用状況を把握でき,ネットワーク設備を計画的に増強したり,ネットワークのパフォーマンス低下を引き起こすアタックなどの異常を速やかに検知したりすることを可能にします。特徴としてはsFlow統計より情報を絞って収集しているため,低い負荷で運用が可能です。
本装置のNetFlowエージェントでモニタされた情報はコレクタ装置に集められ,統計結果をアナライザ装置によってグラフィカルに表示することができます。NetFlow統計機能を利用していただくにはコレクタ装置とアナライザ装置を用意して運用する必要があります。
項番 構成要素 役割り 備考 1 エージェント 統計情報を収集してコレクタ装置に送付します。 − 2 コレクタ装置 エージェントから送付される統計情報を集計・編集・表示します。さらに,編集データをアナライザ装置に送付します。 アナライザ装置と一体になっている場合もあります。 3 アナライザ装置 コレクタ装置から送付されるデータをグラフィカルに表示します。 − (凡例) −:該当なし
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