解説書 Vol.2

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6.1.3 IEEE802.3ah/UDLD使用時の注意事項

<この項の構成>
(1) IEEE802.3ah/UDLD機能を設定した装置間にIEEE802.3ah/OAM機能をサポートしない装置を接続した場合
(2) IEEE802.3ah/UDLD機能を設定した装置間にメディアコンバータなどの中継装置を接続した場合
(3) 他社のUDLD機能との接続について

(1) IEEE802.3ah/UDLD機能を設定した装置間にIEEE802.3ah/OAM機能をサポートしない装置を接続した場合

一般的なスイッチでは,IEEE802.3ah/OAM機能で使用する制御フレームは中継しません。このため,装置間で情報の交換を行うことができず,障害検出モードを設定したポートで片方向リンク障害を検出してしまいます。IEEE802.3ah/UDLD機能の運用はできません。

(2) IEEE802.3ah/UDLD機能を設定した装置間にメディアコンバータなどの中継装置を接続した場合

片方のリンク状態が切断された場合に,もう片方のリンク状態を自動的に切断しないメディアコンバータを装置間に設置した場合,装置間でリンク状態の認識にずれが生じます。このため,障害検出モードを設定したポートで相手装置が動作していない状態でも片方向リンク障害を検出してしまいます。復旧する際にも,双方の装置で同期をとる必要があり,運用が困難になります。片方のリンク状態が切断された場合に,もう片方のリンク状態を自動的に切断する機能のあるメディアコンバータを使用してください。

(3) 他社のUDLD機能との接続について

UDLD機能は,各社の独自仕様で機能を実装しているため,本装置のIEEE802.3ah/UDLD機能と他社装置のUDLD機能の相互接続はできません。

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