解説書 Vol.2
収容条件以内で使用する場合,「図1-28 通常のケース(収容条件以内で,性能範囲内での使用)」に示すようなQoS制御(廃棄制御,シェーパなど)を行います。しかし,収容条件を超えた状況でCPに高負荷が発生した場合,「図1-29 高負荷によるパケット廃棄発生でQoS制御が機能しないケース」に示すように送信パケットが廃棄されて期待するQoS制御結果が得られないケースがあります。
図1-28 通常のケース(収容条件以内で,性能範囲内での使用)
図1-29 高負荷によるパケット廃棄発生でQoS制御が機能しないケース
CPに高負荷が発生する要因を次に示します。これらの要因によってCPに高負荷が発生すると,QoS制御が正常に機能しなくなる場合があるので注意してください。
- CPのソフトウェア処理によるもの
- IPフラグメントが多発する場合
- IPヘッダオプションを利用したパケットを多数受信および中継する場合
- 収容条件を超えた状況で使用している場合
本装置の収容条件は,「解説書 Vol.1 3. 収容条件」を参照してください。
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