解説書 Vol.2
この節では廃棄制御について説明します。この節で説明する廃棄制御の位置づけを次の図に示します。
図1-15 廃棄制御の位置づけ
廃棄制御は,パケットの優先度とキューの状態に応じて,該当パケットをキューイングするか廃棄するかを制御します。キューにパケットが滞留している場合,同じ出力優先度でもキューイング優先度を変えることによって,さらに木目細かいQoSを実現できます。なお,廃棄制御は出力側だけの機能です。
また,「図1-15 廃棄制御の位置づけ」に示すとおり,一つのキューにキューイングできる最大のパケット数を「キュー長」,一つのインタフェースが保有するキューの最大数を「キュー数」と呼びます。
本装置は廃棄制御として,テールドロップおよびWREDの機能を提供します。
- <この節の構成>
- 1.7.1 テールドロップ
- 1.7.2 WRED
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