運用コマンドレファレンス Vol.2

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show qos queueing to-cpu

CPUへの送信キューの情報を表示します。

トラフィックの状態を監視するために,以下を表示します。

表示対象キューについては,show qos queueingの「図4-12 表示対象キュー(NK1GS-8M以外)【AX6700S】」〜「図4-18 表示対象キュー(NH10G-1RX)」を参照してください。

[入力形式]

AX6700Sの場合
show qos queueing to-cpu [<bsu no.>] [queue <queue number list>]
 
AX6600Sの場合
show qos queueing to-cpu [<csu no.>] [queue <queue number list>]
 
AX6300Sの場合
show qos queueing to-cpu [queue <queue number list>]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<bsu no.>【AX6700S】
BSU番号を指定します。
指定できるBSU番号の範囲は,1〜3です。本パラメータは次の場合に指定できます。
  1. ディストリビューション送信キューを表示する場合
  2. BSUの負荷分散方式が送信元MACアドレスごとの振り分けの場合,ディストリビューション受信キューを表示するとき
なお,BSUの負荷分散方式がポートごとの振り分けの場合,ディストリビューション受信キューを表示するときは,指定したBSU番号は無視されます。

本パラメータ省略時の動作
搭載する全BSUの情報を表示します。

<csu no.>【AX6600S】
CSU番号を指定します。
指定できるCSU番号の範囲は,1〜2です。本パラメータは次の場合に指定できます。
  1. CPUへの送信キューを表示する場合

本パラメータ省略時の動作
搭載する全CSUの情報を表示します。

queue <queue number list>
キュー番号をリスト形式で指定します。指定したキュー番号の情報を表示します。
AX6700S/AX6600Sの場合,指定できるキュー番号の範囲は,1〜16です。
AX6300Sの場合,指定できるキュー番号の範囲は,1〜8です。
キューの種別にポートのキューを指定し,かつ送信キューを指定した場合だけ指定できます。

本パラメータ省略時の動作
すべてのキュー番号の情報を表示します。

すべてのパラメータ省略時の動作
CPUへの送信キューの情報を表示します。

[実行例]

[表示説明]

表4-16 統計情報表示内容【AX6700S】【AX6600S】

表示項目 表示内容
詳細情報 意味
インタフェース情報 BSU<bsu no.>:To-CPU CPUへの送信キュー【AX6700S】
CSU<csu no.>:To-CPU CPUへの送信キュー【AX6600S】
QoS情報 Max_Queue=<number of queue> キューの数
キュー情報 Queue<queue no.>: キュー番号
Qlen=<queue length> キューのパケットバッファ使用数
Peak_Qlen=<queue length> キューのパケットバッファ過去最大使用数
Limit_Qlen=<queue length> キューのパケットバッファ使用数限界値
統計情報 discard キューイング優先度
send_pkt キューに積んだパケット数
discard_pkt キューに積まれずに廃棄したパケット数
send_byte キューに積んだパケットのバイト数(単位表記kは1024,Mは10242,Gは10243
MACヘッダからDATAおよびPADまで(FCSは含まない)を対象とします。
total 各項目の合計(単位表記kは1024,Mは10242,Gは10243

表4-17 統計情報表示内容【AX6300S】

表示項目 表示内容
詳細情報 意味
インタフェース情報 To-CPU CPUへの送信キュー
QoS情報 Max_Queue=<number of queue> キューの数
キュー情報 Queue<queue no.>: キュー番号
Qlen=<queue length> キューのパケットバッファ使用数
Peak_Qlen=<queue length> キューのパケットバッファ過去最大使用数
Limit_Qlen=<queue length> キューのパケットバッファ使用数限界値
統計情報 discard キューイング優先度
send_pkt キューに積んだパケット数
discard_pkt キューに積まれずに廃棄したパケット数
send_byte キューに積んだパケットのバイト数(単位表記kは1024,Mは10242,Gは10243
MACヘッダからDATAおよびPADまで(FCSは含まない)を対象とします。
total 各項目の合計(単位表記kは1024,Mは10242,Gは10243

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表4-18 show qos queueing to-cpuコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ 内容
Can't execute this command in standby system. 本コマンドは待機系システムでは実行できません。
Can't execute. コマンドを実行できません。
active状態のBSU,CSUまたはMSUがありません。一つ以上のBSU,CSUまたはMSUがactive状態であることを確認し再実行してください。
Illegal NIF -- <nif no.>. 指定NIF番号が不正です。指定パラメータを確認し再実行してください。
<nif no.> NIF番号
Illegal Port -- <port no.>. 指定ポート番号が不正です。指定パラメータを確認し再実行してください。
<port no.> ポート番号
No operational port. 実行できるポートがありません。指定したNIFがactive状態であることを確認し再実行してください。

[注意事項]

Queue8およびQueue16は廃棄専用キューです。例えば,次に示すフレームを廃棄した際に統計を加算します。

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