コンフィグレーションガイド Vol.2
- <この項の構成>
- (1) フェイルセーフモード
- (2) 固定モード
(1) フェイルセーフモード
冗長構成でBSUに障害が発生した場合,ほかの正常なBSUを使用して通信を継続します。本装置のデフォルトのモードです。
すべてのBSUを運用系として使用している場合に障害が発生すると,ほかの正常なBSUを使用して通信を継続します。待機系を使用している場合に障害が発生すると,通信を待機系に切り替えることでパケット転送性能を維持したまま回復します。
障害発生時の動作例を次に示します。
- すべてのBSUが運用系の場合
すべてのBSUが運用系として動作している場合に,障害が発生した例を次に示します。
- 待機系BSUがある場合
運用系と待機系に分けて動作している場合に,障害が発生した例を次に示します。
(2) 固定モード
冗長構成でBSUに障害が発生しても,該当BSUを経由していた通信を通信障害とすることで,ほかの正常なBSUのパケット転送性能に影響を与えないモードです。本モードは,通信障害を検出して通信経路を切り替えられる他装置と組み合わせての使用が想定されます。
また,本モードは使用するBSU数をあらかじめコンフィグレーションコマンドredundancy max-bsuで指定し,指定した数に対応したスロット番号にBSUを実装する必要があります。コンフィグレーションで指定するBSU数とスロット番号の関係を次の表に示します。
表18-1 コンフィグレーションで指定するBSU数とスロット番号の関係
コンフィグレーションで指定するBSU数 動作するBSUスロット番号 1 1 2 1,2 3 1,2,3
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