コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) PSPの電力制御
- (2) PSPおよびNIFの電力制御
- (3) NIFおよびポートの電力供給OFF
- (4) 待機系PSPの電力供給OFF
- (5) 待機系NIFの電力供給OFF
- (6) NIFポートのLED消灯
(1) PSPの電力制御
PSPの電力を制御することで,パケット転送で消費する電力を削減できます。この機能は装置単位に設定します。
PSPの電力制御を変更するときは該当PSPの再起動を伴いますが,通信を継続させるため,運用系PSPを残しながら待機系PSPを再起動します。待機系PSPの変更が完了すると,運用系PSPと待機系PSPを切り替え,PSPの電力制御を変更します。これらはすべて自動で動作します。
なお,待機系PSPの電力制御はホットスタンバイ状態の場合に行います。
図14-5 PSPの電力制御
(2) PSPおよびNIFの電力制御
PSPとNIFの電力を制御することで,パケット転送で消費する電力を削減できます。この機能は装置単位に設定します。電力制御を変更すると,装置を自動で再起動します。再起動が完了するまで本装置を経由する通信が停止します。
なお,待機系PSPの電力制御はホットスタンバイ状態の場合に行います。
図14-6 PSPとNIFの電力制御
(3) NIFおよびポートの電力供給OFF
使用していないNIFやポートの電力供給をOFFにすると,消費電力を削減できます。
(4) 待機系PSPの電力供給OFF
待機系PSPの電力供給をOFFにすると,消費電力を削減できます。
- コールドスタンバイ2
待機系PSPの電力供給を完全にOFFにすることで,待機系PSPの消費電力をほぼ0(ゼロ)に抑えられます。運用系PSPに障害が発生すると,自動的に待機系PSPを起動して,系切替をします。系切替には待機系PSPの起動を伴うため,時間が必要です。
図14-7 待機系PSPの電力供給OFF
(5) 待機系NIFの電力供給OFF
待機系NIFの電力供給をOFFにすると,消費電力を削減できます。
- コールドスタンバイ
待機系NIFの電力供給を完全にOFFにすることで,待機系NIFの消費電力をほぼ0(ゼロ)に抑えられます。運用系のNIFおよびポートに障害が発生すると,自動的に待機系NIFを起動して,系切替をします。
図14-8 待機系NIFの電力供給OFF
(6) NIFポートのLED消灯
NIFポートのLEDをすべて消灯すると,消費電力を削減できます。消灯の対象は次に示すLEDです。LEDについては,マニュアル「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。
- LINK/TR LED
- SEL LED
NIFポートのLED消灯を設定していても,システム操作パネルの操作キーを操作するとNIFポートのLEDが点灯して,ポートの動作状態を確認できます。なお,点灯したLEDは,キー操作のあと60秒後に消灯します。
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