コンフィグレーションガイド Vol.1

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2.2.2 AX6600Sハードウェアの構成【AX6600S】

本装置は,PS,FAN,CSU,およびNIFで構成されています。

ハードウェアの構成を次の図に示します。

図2-12 ハードウェアの構成

[図データ]

<この項の構成>
(1) PS(電源機構)
(2) FAN
(3) CSU(制御スイッチング機構)
(4) NIF(ネットワークインタフェース機構)

(1) PS(電源機構)

PSは外部供給電源から本装置内で使用する直流電源を生成し,冗長化構成をとれます。冗長化構成時は,本装置の運用中にPSが故障しても装置を停止させることなく運用できます。

電源の冗長構成の詳細は,「コンフィグレーションガイド Vol.2 16. 電源機構(PS)の冗長化」を参照してください。

表2-6 AX6600Sシリーズ用PS機器一覧

略称 概略仕様
PS-A11 AC電源
AC100V/200V系
PS-D11 DC電源
DC-48V系

(2) FAN

FANは装置内部を冷却するファンユニットです。

表2-7 AX6600Sシリーズ用ファンユニット一覧

略称 概略仕様
FAN-11 AX6604S,AX6608S用ファンユニット

(3) CSU(制御スイッチング機構)

CSUはCPU部とPSP部から成ります。CPU部はCPUを搭載し,装置全体の制御,スパニングツリープロトコル処理,ルーティングプロトコル処理およびNIFの制御を行います。PSP部は搭載された一つの転送エンジンによって,MACアドレステーブルやルーティングテーブルに基づきパケットをNIFにスイッチングします。CSU-1Aは1024MBのメモリ,CSU-1Bは2048MBのメモリと,それぞれ1024MBの大容量内蔵フラッシュメモリを搭載しています。また,MCスロットを一つ搭載しています。そのほかに,RS232Cポート(コンソールポート,AUXポート)と10BASE-T/100BASE-TXポート(マネージメントポート)があります。筐体にCSUを2枚実装することで,装置単体として冗長化構成が取れます。冗長化構成によって,本装置の運用中にCSUが故障しても装置を停止させることなく運用できます。また,冗長化構成時,待機系CSUのPSP部を運用系で使用すればスイッチング容量を拡張できます。なお,運用系CSUのPSP部だけを使用することをPSPシングルアクト運転,また待機系CSUのPSP部を運用系で使用することをPSPダブルアクト運転とも呼びます。

表2-8 CSU機器一覧

略称 概略仕様
CSU-1A AX6604S/AX6608S用制御スイッチング部
テーブルサイズ標準版(大容量内蔵フラッシュメモリ搭載版)
CSU-1B AX6604S/AX6608S用制御スイッチング部
テーブルサイズ拡張版(大容量内蔵フラッシュメモリ搭載版)

(4) NIF(ネットワークインタフェース機構)

NIFは各種メディア対応のインタフェース制御部で,複数の種類があり,物理レイヤの処理を行います。

表2-9 AX6600Sシリーズ用NIF機器一覧

略称 概略仕様
NK1G-24T 10/100/1000Mbit/sイーサネット24回線
NK1G-24S 1Gbit/sイーサネット 24回線 SFP
NK1GS-8M 10/100/1000Mbit/sイーサネットまたは1Gbit/sイーサネット SFP選択型 4回線 階層化シェーパ機能付き+1Gbit/sイーサネット SFP 4回線 階層化シェーパ機能付き
NK10G-4RX 10Gbit/sイーサネット4回線 XFP
NK10G-4RXA 10Gbit/sイーサネット4回線 XFP
NK10G-8RX 10Gbit/sイーサネット8回線 XFP
NK10G-8RXA 10Gbit/sイーサネット8回線 XFP

注※ Ver.11.9.Q以降でサポートしています。


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