コンフィグレーションガイド Vol.1

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2.2.3 AX6300Sハードウェアの構成【AX6300S】

本装置は,PS,FAN,MSU,およびNIFで構成されています。

ハードウェアの構成を次の図に示します。

図2-13 ハードウェアの構成

[図データ]

<この項の構成>
(1) PS(電源機構)
(2) FAN
(3) MSU(管理スイッチング機構)
(4) NIF(ネットワークインタフェース機構)

(1) PS(電源機構)

PSは外部供給電源から本装置内で使用する直流電源を生成し,冗長化構成をとれます。冗長化構成時は,本装置の運用中にPSが故障しても装置を停止させることなく運用できます。

電源の冗長構成の詳細は,「コンフィグレーションガイド Vol.2 16. 電源機構(PS)の冗長化」を参照してください。

表2-10 AX6300Sシリーズ用PS機器一覧

略称 概略仕様
PS-A11 AC電源
AC100V/200V系
PS-D11 DC電源
DC-48V系

(2) FAN

FANは装置内部を冷却するファンユニットです。

表2-11 AX6300Sシリーズ用ファンユニット一覧

略称 概略仕様
FAN-11 AX6304S,AX6308S用ファンユニット

(3) MSU(管理スイッチング機構)

MSUはCPU部とPSP部から成ります。CPU部はCPUを搭載し,装置全体の制御,スパニングツリープロトコル処理,ルーティングプロトコル処理およびNIFの制御を行います。PSP部は搭載された一つの転送エンジンによって,MACアドレステーブルやルーティングテーブルに基づきパケットをNIFにスイッチングします。MSU-1AおよびMSU-1A1は1024MBのメモリ,MSU-1BおよびMSU-1B1は2048MBのメモリを搭載しています。MSU-1AおよびMSU-1Bは256MBの内蔵フラッシュメモリ,MSU-1A1およびMSU-1B1は1024MBの大容量内蔵フラッシュメモリを搭載しています。また,MCスロットを一つ搭載しています。そのほかに,RS232Cポート(コンソールポート,AUXポート)と10BASE-T/100BASE-TXポート(マネージメントポート)があります。筐体にMSUを2枚実装することで,装置単体として冗長化構成が取れます。冗長化構成によって,本装置の運用中にMSUが故障しても装置を停止させることなく運用できます。

表2-12 MSU機器一覧

略称 概略仕様
MSU-1A AX6304S/AX6308S用管理スイッチング部テーブルサイズ標準版
MSU-1A1 AX6304S/AX6308S用管理スイッチング部テーブルサイズ標準版
(大容量内蔵フラッシュメモリ搭載版)
MSU-1B AX6304S/AX6308S用管理スイッチング部テーブルサイズ拡張版
MSU-1B1 AX6304S/AX6308S用管理スイッチング部テーブルサイズ拡張版
(大容量内蔵フラッシュメモリ搭載版)

(4) NIF(ネットワークインタフェース機構)

NIFは各種メディア対応のインタフェース制御部で,複数の種類があり,物理レイヤの処理を行います。

表2-13 AX6300Sシリーズ用NIF機器一覧

略称 概略仕様
NH1G-16S 1Gbit/sイーサネット 16回線 SFP
NH1G-24T 10/100/1000Mbit/sイーサネット24回線
NH1G-24S 1Gbit/sイーサネット 24回線 SFP
NH1G-48T 10/100/1000Mbit/sイーサネット48回線
NH1GS-6M 10/100/1000Mbit/sイーサネット 4回線 階層化シェーパ機能付き+1Gbit/sイーサネット SFP 2回線 階層化シェーパ機能付き
NH10G-1RX 10Gbit/sイーサネット1回線 XFP
NH10G-4RX 10Gbit/sイーサネット4回線 XFP
NH10G-4RXA 10Gbit/sイーサネット4回線 XFP
NH10G-8RX 10Gbit/sイーサネット8回線 XFP
NH10G-8RXA 10Gbit/sイーサネット8回線 XFP

注※ Ver.11.9.Q以降でサポートしています。


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