解説書 Vol.1
- <この項の構成>
- (1) パケット制御概略
- (2) パケット制御実行単位
- (3) パケット制御例
- (4) ソフト処理パケット制御機能使用時の注意事項
(1) パケット制御概略
パケット制御の概略を次の図に示します。
図15-38 パケット制御概略図
ネットワークインタフェース機構(NIF)から受信したソフト処理用データパケットを基本制御処理機構(BCU)に転送する際に,コンフィグレーションによって設定した受信要因と比較し,一致した場合,定義した受信パケット数に従って転送数を制御します。
(2) パケット制御実行単位
パケット制御を実行する単位はNIFを搭載するスロット位置によって異なります。パケット制御はスロット位置0と1,2と3を制御単位として実行します。
(3) パケット制御例
パケット制御例を次の図に示します。
図15-39 パケット制御例
- コンフィグレーションによって,「100 packet/s」でパケット制御実行を指示
- 異なるNIF(搭載スロットNO.0と2)の2インタフェースから150 packet/sでソフト処理用パケットを受信する
- NIFを搭載するスロット位置が0と2のため各NIF単位にパケット制御が実行され,BCUには200 packet/sでパケットが転送される
(4) ソフト処理パケット制御機能使用時の注意事項
搭載するBSUがBSU-C1の場合,「表15-18 パケット制御対象受信要因」の「register-receive」はパケット制御の対象外となり,コンフィグレーションで設定しても受信パケットの転送数は制御されません。
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