解説書 Vol.1

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8.3 バックアップ接続構成

本装置のバックアップ接続構成を次の表に示します。

表8-5 バックアップ接続構成

接続構成 説明
インタフェース
バックアップ接続
専用線 専用線をISDN回線または専用線でインタフェースバックアップする接続構成
フレームリレー フレームリレーをISDN回線でインタフェースバックアップする接続構成
ATM ATMをISDN回線またはATMでインタフェースバックアップする接続構成
BOD 物理ポートバックアップを行うインタフェースをISDN回線でインタフェースバックアップ接続する接続構成
物理ポート
バックアップ接続
専用線 専用線をISDN回線で物理ポートバックアップする接続構成

注※ BODについては「5.5 オーバーロード」を参照してください。


<この節の構成>
(1) 専用線のインタフェースバックアップ接続
(2) フレームリレーのインタフェースバックアップ接続
(3) ATMのインタフェースバックアップ接続
(4) 専用線の物理ポートバックアップ接続
(5) BODのインタフェースバックアップ接続

(1) 専用線のインタフェースバックアップ接続

専用線のインタフェースバックアップ接続を「図8-5 専用線:ISDNのインタフェースバックアップ」および「図8-6 専用線:専用線のインタフェースバックアップ」に示します。

図8-5 専用線:ISDNのインタフェースバックアップ

[図データ]

図8-6 専用線:専用線のインタフェースバックアップ

[図データ]

(2) フレームリレーのインタフェースバックアップ接続

フレームリレーのインタフェースバックアップ接続を次の図に示します。

図8-7 フレームリレー:ISDNのインタフェースバックアップ

[図データ]

(3) ATMのインタフェースバックアップ接続

(a) ATM:ISDNのインタフェースバックアップ

ATMのインタフェースバックアップ接続を次の図に示します。

図8-8 ATM:ISDNのインタフェースバックアップ

[図データ]

ATM:ISDNのインタフェースバックアップ使用時の注意事項を次の表に示します。

表8-6  ATM:ISDNのインタフェースバックアップ使用時の注意事項

項目 内容
網/接続装置
の仕様

  • 本装置はF4-AIS/RDI受信契機にインタフェースを切り替えます。ATM網が,網内の回線障害時に該当VPへF4-AIS/RDIを送信する仕様であることを確認する必要があります。
構成定義情報
  • 構成定義情報(VP情報)でVPの警報送受信用VC(制御用VC: VCI=4)を"有効"指定してください。デフォルトは"有効"です。
  • VPの警報受信用VCでF4-AIS/RDIを受信します。
パラレル
PVC関連

  • バックアップ元にパラレルPVCを指定することもできます。ただし,パラレルPVC内のVCは同一VPIで構成することが望ましいです。
  • パラレルPVCを複数VPIで構成する場合,一つのVPでVP障害を検出してもバックアップに切り替えません。
切り替え/
切り戻し条件

  • VP障害検出によるバックアップ切り替え契機は,インタフェース内の全VPでVP障害を検出したときです。
  • VP障害回復によるバックアップ切り戻し契機は,インタフェース内のVP一つ以上でVP障害が回復したときです。
  • 例えばVPI/VCIが0/32と1/32のパラレルPVCの場合,切り替え契機はVPI=0とVPI=1の両方でVP障害を検出したときです。切り戻し契機はVPどちらか一方でも回復したときです。

(b) ATM:ATMのインタフェースバックアップ

ATMのインタフェースバックアップ接続を次の図に示します。

図8-9 ATM:ATMのインタフェースバックアップ

[図データ]

ATM:ATMのインタフェースバックアップ使用時の注意事項を次の表に示します。

表8-7  ATM:ATMのインタフェースバックアップ使用時の注意事項

項目 内容
網/接続装置
の仕様

  • 本装置は,F5-Loopback要求セルを送信しその応答受信を監視することでVC状態を確認します。ATM網と相手ルータがF5-Loopbackセルを送受信する仕様であることを確認してください。
構成定義情報
  • 構成定義情報(VC情報)でバックアップ元インタフェース内VCすべてについてVC状態確認機能を"有効"指定します。デフォルトは"無効"です。
  • インタフェース内のVCで,VC状態監視機能の有効/無効指定が混在している場合,回線バックアップ機能は有効に動作しません。
パラレル
PVC関連

  • バックアップ元にパラレルPVCを指定することもできます。この場合,一つのVCでVC障害を検出してもバックアップに切り替えません。
切り替え/
切り戻し条件

  • VC障害検出によるバックアップ切り替え契機は,インタフェース内の全VCでVC障害を検出したときです。
  • VC障害回復によるバックアップ切り戻し契機は,インタフェース内のVC 一つ以上でVC障害が回復したときです。
  • 例えば,VPI/VCIが0/32と0/33のパラレルPVCの場合,切り替え契機は0/32と1/32の両方でVC障害を検出したときです。切り戻し契機はVCどちらか一方でも回復したときです。

(4) 専用線の物理ポートバックアップ接続

専用線の物理ポートバックアップ接続を次の図に示します。

図8-10 専用線:ISDNの物理ポートバックアップ

[図データ]

(5) BODのインタフェースバックアップ接続

BODのインタフェースバックアップ接続を次の図に示します。

図8-11 物理ポートバックアップのインタフェースバックアップ

[図データ]

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