解説書 Vol.2

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9.1.2 Tag-VLAN連携のLANスイッチ接続

本装置とLANスイッチをTag-VLAN連携で接続する場合の設定について説明します。

<この項の構成>
(1) VLAN種別
(2) Tag-VLAN連携設定
(3) 中継できるパケット
(4) VLAN ID

(1) VLAN種別

本装置がサポートするVLANは,IPv4およびIPv6パケットに関するTag-VLANだけです。本装置を接続するLANスイッチがそれ以外のVLAN(例えば,IPXなどのプロトコルVLAN)をサポートしている場合でも,LANスイッチに設定するVLANは,次に示すどちらかにしてください。

(2) Tag-VLAN連携設定

本装置と,本装置に接続するLANスイッチのTag-VLANの設定は一致させてください。LANスイッチとTag-VLANの設定を一致させるときは,次に示す点に注意してください。

(3) 中継できるパケット

VLAN設定をしたインタフェース(構成定義コマンドのvlanオプションで指定)は,IPv4およびIPv6パケットARPパケットが送受信できます。本装置を接続するLANスイッチがそれ以外のパケットをサポートしている場合でも,次に示すパケットに関するVLANは使用しないでください。

(4) VLAN ID

VLAN IDは本装置,LANスイッチから構成される仮想ネットワークの識別子のため,接続するLANスイッチのVLAN IDと一致させる必要があります。VLAN IDの不一致が発生した場合,パケットの廃棄などが発生して正しい通信が行えません。二つのVLANをLANスイッチ経由で本装置に設定する例を次の図に示します。

図9-1 二つのVLANをLANスイッチ経由で本装置に設定する例

[図データ]

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