解説書 Vol.2

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4.6.2 中継性能

<この項の構成>
(1) 中継性能
(2) 過剰トラフィック発生時

(1) 中継性能

本装置はIP中継処理に最適化しています。ブリッジ中継処理はIP中継処理のように最適化を行っていません。ブリッジを使用するネットワークを構築する場合,ブリッジの中継性能はRP当たり3500 packet/sの中継性能を超えないように設計してください。また,IPXとブリッジを混在して使用する場合は,IPXとブリッジを合わせてRP当たり2500 packet/sの中継性能を超えないように設計してください。

また,QoS機能についてはIPX中継性能以内のトラフィックの場合には効果があります。しかし,それを超えたトラフィックの場合は内部でパケット廃棄が生じて,出力の優先制御が機能していないように見えることがあります。

(2) 過剰トラフィック発生時

過剰トラフィックおよびRM CPU過負荷が継続して発生した場合,プロトコルデータの廃棄が発生します。スパニングツリーを実施している場合はBPDUのエージングアウトによってBlockingしていたインタフェースがForwardingされることがあるので注意してください。この現象が継続するような場合はトラフィックを考慮してネットワーク構成を再考してください。

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