解説書 Vol.2

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3.6.3 WANまたはATM接続

<この項の構成>
(1) フレームリレー網またはATMネットワークへの接続
(2) Group化されたインタフェース
(3) ISDN接続
(4) その他

(1) フレームリレー網またはATMネットワークへの接続

フレームリレー網またはATMネットワークに接続する場合,該当するインタフェースの構成定義情報で次に示す項目を設定する必要があります。

フレームリレー網でIPXパケット中継を行うときに接続相手のノードアドレスとDLCIの対応を示すスタティックアドレス解決テーブルが必要です。したがって,接続相手装置はノードアドレスを任意に設定でき,送信先アドレスとDLCIの対応づけができる装置になります。なお,ATMネットワークへの接続の場合はこの説明中のDLCIをVCと読み替えてください。フレームリレー網への接続例を次の図に示します。

図3-11 フレームリレー網への接続例

[図データ]

(a) フレームタイプの設定

NetWareサーバ/クライアント,本装置で設定するフレームタイプを合わせてください。Windows 95などではIPXフレームタイプに"AUTO"という設定があります。この場合,クライアントは4種類のフレームタイプで順に要求を出し,応答が来たフレームで動作するというものです。本装置にはこのようなタイプの設定はありませんが,一つのポートに4種類のフレームタイプを設定しておくことができます。

(2) Group化されたインタフェース

複数VCまたはDLCIをGroup化したインタフェースにIPXインタフェースを設定した場合,周期RIP/SAPは配下の全VC,またはDLCIにブロードキャストされます。既存のGroupインタフェースにIPXインタフェースを追加するような場合,Group配下にip以外は使用しないVCまたはDLCIが存在すると,むだなトラフィックを流すことになるので注意してください。

むだなトラフィック流出を防ぐためには,ipxを使用するVCまたはDLCIと,ipだけを使用するVCまたはDLCIにGroupを分割し,別々にインタフェースを設定することをお勧めします。さらに,ブリッジが混在した場合も同様です。

(3) ISDN接続

(4) その他

SAP,RIPをダイナミックで使用する場合,対応装置間の送信周期を同じ値で運用してください。

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