解説書 Vol.2

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3.6.1 中継性能

<この項の構成>
(1) 中継性能
(2) 過剰トラフィック発生時

(1) 中継性能

本装置はIP中継処理に最適化しています。IPX中継処理はIP中継処理のように最適化を行っていません。IPXを使用するネットワークを構築する場合,IPXの中継性能はRP当たり2500packet/sの中継性能を超えないように設計してください。また,IPXとブリッジを混在して使用する場合はIPXとブリッジを合わせて,RP当たり2500packet/sの中継性能を超えないように設計してください。

IPX使用時のネットワーク構成の目安を次に示します。クライアント端末はRP当たり50台以下に配分されるようにネットワークを構築してください。なお,同時に6台以上のクライアントがログイン動作を行ったとき,すべてのログイン完了まで数秒間かかる場合があります。

また,QoS機能についてはIPX中継性能以内のトラフィックの場合には効果があります。しかし,それを超えたトラフィックの場合は,内部でパケット廃棄が生じて,出力の優先制御が機能していないように見えることがあります。

(2) 過剰トラフィック発生時

過剰トラフィックおよびRM CPU過負荷が継続して発生した場合,プロトコルデータの廃棄によってRIP/SAPのエージングタイムアウトが発生し,経路やサーバ情報が削除されることがあるので注意してください。この現象が継続する場合は,トラフィックを考慮してネットワーク構成を再考してください。

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