解説書 Vol.2
収容条件以内で使用する場合,「図1-24 通常のケース(収容条件以内で,性能範囲内での使用)」に示すようなQoS制御(廃棄制御,シェーパなど)を行います。しかし,収容条件を超えた状況でRPに高負荷が発生した場合,「図1-25 高負荷によるパケット廃棄発生でQoS制御が機能しないケース」に示すように送信パケットが廃棄されて期待するQoS制御結果が得られないケースがあります。
図1-24 通常のケース(収容条件以内で,性能範囲内での使用)
図1-25 高負荷によるパケット廃棄発生でQoS制御が機能しないケース
RPに高負荷が発生する要因を次に示します。大・中・小型モデル共通NIFで共通に当てはまります。これら要因によってRPに高負荷が発生すると,QoS制御が機能しなくなる場合があるので注意してください。
- RPのソフトウェア処理によるもの
- IPXルーティングを使用し,2500packet/s以上のトラフィックが発生する場合
- ブリッジを使用し,3500packet/s以上のトラフィックが発生する場合
- IPフラグメントが多発する場合
- IPヘッダ オプションを利用したパケットを多数受信および中継する場合
- 収容条件を超えた状況で使用している場合
本装置の収容条件は,「解説書 Vol.1 3. 収容条件」を参照してください。
Copyright (c)2005 ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.