運用ガイド

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8.7.3 ATM回線

ATMの回線テストでは,モジュール内部ループバックテストおよびループコネクタループバックテストができます。コマンドの詳細は「運用コマンドレファレンス Vol.1 test interfaces(ATM)」および「運用コマンドレファレンス Vol.1 no test interfaces(ATM)」を参照してください。

<この項の構成>
(1) モジュール内部ループバックテスト
(2) ループコネクタループバックテスト

(1) モジュール内部ループバックテスト

本テストでは,本装置はテスト用フレームを送信し,NIFボード内で折り返して受信します。

次に,NIF番号0のLine番号0をテストした例を示します。

運用端末からtest interfaces,no test interfacesの順でコマンドを実行します。

 
> test interfaces nif 0 line 0 internal[Enter]
 
(約1分間待つ)
 
> no test interfaces nif 0 line 0[Enter]
 

コマンド実行結果として,「図8-14 ATMのtest interfaces,no test interfacesコマンド実行結果例」に示す画面を表示しますので,”Send-NG”および”Receive-NG”が0であることを確認してください。”Send-NG”および”Receive-NG”が0の場合,回線テスト結果は正常です。

注:
”Send-NG”および”Receive-NG”が0でない場合は,何らかの異常がありますので「運用コマンドレファレンス Vol.1 no test interfaces(ATM)」の回線テスト実行結果の表示内容を参照してください。

図8-14 ATMのtest interfaces,no test interfacesコマンド実行結果例

[図データ]

(2) ループコネクタループバックテスト

本テストでは,本装置はテスト用フレームを送信し,NIFボードに接続したループコネクタ内で折り返して受信します。テスト対象のLine位置のコネクタにループコネクタを接続したあと,テストを行います。ループコネクタ未接続の場合,および回線種別に対応するループコネクタを接続しない場合,正しくテストができませんのでご注意ください。

次にNIF番号0のLine番号0をテストした例を示します。

運用端末からtest interfaces,no test interfacesの順でコマンドを実行します。

 
> test interfaces nif 0 line 0 connector[Enter]
 
(約1分間待つ)
 
> no test interfaces nif 0 line 0[Enter]
 

テスト実行結果の確認は「(1) モジュール内部ループバックテスト」のテスト実行結果と同様に行ってください。

注:
構成定義情報lineのclock=external(デフォルト)設定の場合,ケーブルを抜いた状態あるいはループコネクタを接続した状態では回線からのクロック供給が無いため,NIFボード上のACTランプが消灯し,LINE ERRランプが点灯します。これは問題ありませんので,テストを継続実施してください。テスト時は内蔵クロックに切り替わり,送受信動作します。なお,clock=independent設定の場合は上記のようなACTランプ消灯およびLINE ERRランプ点灯状態にはなりません。

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