運用ガイド
ここでは通常運用時や本装置のNIFの交換,増設を行ったあとなどの状態を確認するときの手順を記載しています。また,障害のログメッセージが出ているときの対応作業の一つとしても参照してください。
- <この項の構成>
- (1) イーサネット/ギガビット・イーサネットの場合
- (2) WAN回線の場合
- (3) ATMの場合
(1) イーサネット/ギガビット・イーサネットの場合
[実行例]
本装置のNIF番号2にLine番号0のセグメント規格をオートネゴシエーションに設定し,オートネゴシエーションで動作しているHUBに接続したあとの回線状態の確認。
運用端末から次に示すshow nifコマンドを実行します。
> show nif 2[Enter]コマンド実行結果として,「図8-8 イーサネットNIFのshow nifコマンド実行による確認結果」に示す画面を表示しますので,次のことを確認してください。
- 該当するNIFが正常に運用(本例では”NIF2: active”)であること
- 該当する回線が正常に運用(本例では”Line0: active up”)であること
- 回線タイプが接続している装置と合っている(本例では,”100BASE-TX(auto),full”)こと
- 注:確認時,期待値にならないときは次の確認を行ってください。
- 回線が正常動作しない(”Line0: active up”にならない)場合
- ケーブルが抜けていたり半挿し状態でないか。
- クロスケーブル/ストレートケーブルを間違えていないか。
- 接続している装置の立ち上げが完了しているか。
- 回線タイプが接続している装置と合っていない場合
- 接続している装置の通信速度およびセグメント規格(全二重/半二重)と構成定義が合っているか。
- 全二重固定の装置と接続するときに本装置の構成定義をオートネゴシエーションにしていないか。
図8-8 イーサネットNIFのshow nifコマンド実行による確認結果
(2) WAN回線の場合
[実行例]
本装置のNIF番号1のLINE番号0にV.24回線が接続されている場合の回線状態の確認。
運用端末から次に示すshow nifコマンドを実行します。
> show nif 1[Enter]コマンド実行結果として,「図8-9 WANのNIFのshow nifコマンド実行による確認結果」に示す画面を表示しますので,次のことを確認してください。
- 該当するNIFが正常に運用状態(本例では”NIF1: active”)であること
- 該当するLINEが正常に運用状態(本例では”Line0: active up”)であること
- 注:
- ”NIF1: active”でない,または”Line0: active up”でない場合は,「7.4.2 WAN回線の接続ができない」を参照してください。
図8-9 WANのNIFのshow nifコマンド実行による確認結果
(3) ATMの場合
[実行例]
本装置のNIF番号0の位置に,OC-3c/STM-1 ATM(multi-mode)のNIFを実装し,Line番号0の回線をDSU,ATMスイッチなどの隣接装置に接続します。Line番号0が構成定義された状態で回線状態を確認する例を示します。
運用端末から次に示すshow nifコマンドを実行します。
> show nif 0[Enter]コマンド実行結果として,「図8-10 ATMのNIFのshow nifコマンド実行による確認」に示す画面を表示しますので,次のことを確認してください。
- 該当するNIFが運用中(正常動作中)(本例では”NIF0: active”)であること
- 該当するLineが運用中(正常動作中)(本例では”Line0: active up”)であること
- 注:Lineが運用中(正常動作中)にならない(”Line0: active up”にならない)場合は,次の確認を行ってください。
- ケーブルが抜けていたり半挿し状態でないか。
- マルチモードファイバを使用しているか(シングルモードファイバを間違えて使用していないか)。
- 接続している装置の立ち上げが完了しているか。
図8-10 ATMのNIFのshow nifコマンド実行による確認
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