運用ガイド
リモート運用端末との接続トラブルが発生した場合は,「表7-4 リモート運用端末との接続トラブルおよび対応」に従い確認をしてください。
表7-4 リモート運用端末との接続トラブルおよび対応
項番 現象 対処方法,または参照個所 1 リモート接続ができない。 次の手順で確認してください。
- リモート接続のための経路は確立されていますか? PCやWSからpingコマンドを使用して経路が確立されているかを確認してください。
- コネクション確立のメッセージ表示後プロンプトが表示されるまで時間がかかる場合は,DNSサーバとの通信ができなくなっている可能性があります(DNSサーバとの通信ができない場合プロンプトが表示されるまで約5分かかります。なおこの時間は目安でありネットワークの状態によって変化します)。
2 ログインができない。 次の手順で確認してください。
- 構成定義コマンドrouterで許可されたIPまたはIPv6アドレスを持つ端末を使用していますか? また,構成定義コマンドrouterで設定したIPまたはIPv6アドレスにrestrictを指定していませんか?(詳細は「4.2.5 リモート運用端末からのログインを制限する」を参照してください)
- ログインできる最大アカウント数を超えていませんか?(詳細は「4.2.4 同時にログインできるユーザ数を設定する」を参照してください)
- 構成定義コマンドrouterで,本装置へのアクセスを禁止しているプロトコルを使用していませんか?(詳細は「4.2.5 リモート運用端末からのログインを制限する」を参照してください)
3 キー入力を受け付けない。 次の手順で確認してください。
- XON/XOFFによるフロー制御でデータの送受信を中断している可能性があります。データ送受信の中断を解除してください([Ctrl]+[Q]をキー入力してください)。それでもキー入力できない場合は,項番2以降の確認をしてください。
- 通信ソフトウェアの設定が正しいか確認してください。
- [Ctrl]+[S]により画面が停止している可能性があります。何かキーを入力してください。
4 ログインしたままの状態になっているユーザがある。 自動ログアウトするのを待つか,再度ログインしてログインしたままの状態になっているユーザをkilluserコマンドで削除します。また,構成定義情報を編集中の場合はファイルがオープンしたままの状態になっていますので,再度ログインしてクローズしてください。
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