運用ガイド

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6.6.4 構成定義情報を入れ替える

構成定義コマンドを用いて,バックアップした構成定義情報ファイルを運用に使用したり,新しいネットワーク構成の構成定義情報ファイルを運用に使用したりします。

<この項の構成>
(1) 予備構成定義情報ファイルを運用に使用する
(2) メモリ上に記憶した運用構成定義情報を待機系の運用に使用する

(1) 予備構成定義情報ファイルを運用に使用する

copy backup-configコマンドを用いて構成定義情報ファイルの入れ替えを運用系に対して行うと,MCの現用構成定義情報ファイルを書き替えます。書き替え後,変更後の内容で運用を開始します。なおこの時運用中のポートを再起動するため,ネットワーク経由でログインしている場合は通信が切断されますのでご注意ください。

図6-8 予備構成定義情報ファイルの使用

[図データ]

(2) メモリ上に記憶した運用構成定義情報を待機系の運用に使用する

メモリ上に記憶した運用構成定義情報を変更した場合,変更した内容はすぐに運用に反映されますが,待機系へ構成定義情報を反映させる契機は構成定義情報保存(save)を行った時点で行われます。そのため,運用系および定期系の構成定義情報に不一致が起こっている状態で,運用系に致命的な障害が発生,運用系でswap rmコマンドを実行しますと,運用している構成定義情報から入れ替わるため,系交替後にRPの最起動を行い,一次的に通信ができなくなります。

また,set modeコマンドで二重化固定モード(duplex)を設定している状態で,運用系と待機系の構成定義情報に差分がある場合,運用系でのswap rmコマンドの実行による系交替は抑止されます。また,運用系に致命的障害が発生した場合には,系交替を行わずに装置の再起動が発生します。

運用系の系交替による通信段避け,また運用系の系交替を実行可能にするには,運用構成定義情報を変更した後,構成定義コマンドsaveまたはcopy startup-configコマンドを実行し,運用系と待機系の構成定義情報ファイルを一致させてください。

図6-9 待機系へのコピー

[図データ]

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