コンフィグレーションガイド Vol.1


19.3.2 離脱ポート数制限機能

〈この項の構成〉

(1) 解説

離脱ポート数制限機能とは,離脱ポート数がコンフィグレーションの最大離脱ポート数を超えた場合に,チャネルグループ全体を障害と見なして該当チャネルグループをDOWNにする機能です。

離脱ポート数制限機能は,LACPリンクアグリゲーションだけで使用できます。この機能は,本装置だけに設定することを推奨します。

(2) 離脱ポート数制限機能でのLACPシステム優先度

離脱ポート数制限機能使用時は,本装置のLACPシステム優先度を対向装置より高くすることを推奨します。どちらの装置が高い優先度を持つかは,まずコンフィグレーションで設定するLACPシステム優先度,次にLACPシステムIDのMACアドレスの順で判断されます。すなわち,LACPシステム優先度が同じ場合は,LACPシステムIDのMACアドレスで判断します。なお,本装置ではLACPシステムIDのMACアドレスに装置MACアドレスを使用します。

離脱ポート数制限機能を動作させる装置の決定基準を,選択優先度の高い順に次に示します。

  1. LACPシステム優先度

    LACPシステム優先度の値が小さい装置が優先されます。

  2. LACPシステムIDのMACアドレス

    MACアドレスの小さい装置が優先されます。