コンフィグレーションガイド Vol.1


6.2.6 コンフィグレーションのファイルへの保存

〈この項の構成〉

(1) スタートアップコンフィグレーションファイルへの保存

saveコマンドまたはcommitコマンドを使用すると,編集したコンフィグレーションをスタートアップコンフィグレーションファイルに保存できます。

逐次コミットモードでのコンフィグレーションの保存例を次の図に示します。

図6‒23 コンフィグレーションの保存例(逐次コミットモード)
# configure                 <-1
(config)# 
       :
       :                    <-2
       :
!(config)# save             <-3
(config)#
  1. コンフィグレーションの編集を開始します。

  2. コンフィグレーションを編集します。

  3. スタートアップコンフィグレーションファイルに保存します。

手動コミットモードでのコンフィグレーションの保存例を次の図に示します。

図6‒24 コンフィグレーションの保存例(手動コミットモード)
# configure                 <-1
(config)# 
       :
       :                    <-2
       :
!(config)# commit           <-3
A commit of the configuration finished successfully.
(config)#
  1. コンフィグレーションの編集を開始します。

  2. コンフィグレーションを編集します。

  3. commitコマンドを実行します。編集内容を一括でランニングコンフィグレーションに反映して,スタートアップコンフィグレーションに保存します。

(2) グローバルコンフィグレーションモードでのコンフィグレーションファイルへの部分保存

saveコマンドでsubsetパラメータにコマンド名を指定すると,編集中のコンフィグレーションのうち,指定したコマンド名のコンフィグレーションをファイルに保存します。指定したコマンド名のコンフィグレーションをファイルに保存する例を次の図に示します。

図6‒25 指定したコマンド名のコンフィグレーションをファイルに保存する例
(config)# show                                                      <-1
    :
    :
    :
interface gigabitethernet 1/1
  description "PORT001"
!
interface gigabitethernet 1/2
  description " PORT002"
!
    :
    :
    :
(config)# save /usr/home/operator/tmp.cnf subset interface gigabitethernet
                                                                    <-2
Do you want to save the configuration in the file /usr/home/operator/tmp.cnf? (y/n): y
(config)# exit
#cat /usr/home/operator/tmp.cnf                                     <-3
interface gigabitethernet 1/1
  description "PORT001"
!
interface gigabitethernet 1/2
  description "PORT002"
!
    :
    :
    :
# configure
(config)# save /usr/home/operator/tmp2.cnf subset interface gigabitethernet 1/1
                                                                    <-4
Do you want to save the configuration in the file /usr/home/operator/tmp2.cnf? (y/n): y
(config)# exit
# cat /usr/home/operator/tmp2.cnf                                   <-5
interface gigabitethernet 1/1
  description "PORT001"
!
#
  1. 編集中のコンフィグレーションを確認します。

  2. 編集中のコンフィグレーションのうち,設定済みのすべてのギガビットイーサネットのインタフェースのコンフィグレーションを/usr/home/operator/tmp.cnfに保存します。

  3. 保存したファイルの内容を表示します。

  4. 編集中のコンフィグレーションのうち,設定済みのギガビットイーサネットのインタフェース1/1のコンフィグレーションを/usr/home/operator/tmp2.cnfに保存します。

  5. 保存したファイルの内容を表示します。

(3) サブモードでのコンフィグレーションファイルへの部分保存

サブモードでファイル名とsubsetパラメータを指定してsaveコマンドを実行すると,編集中のコンフィグレーションのうち,該当するモード以下のコンフィグレーションをファイルに保存します。サブモードでのsaveコマンド実行例を次の図に示します。

図6‒26 サブモードでのsaveコマンド実行例
(config)# interface gigabitethernet 1/1
(config-if)# show                                        <-1
interface gigabitethernet 1/1
  description "PORT001"
!
(config-if)# save /usr/home/operator/tmp.cnf subset      <-2
Do you want to save the configuration in the file /usr/home/operator/tmp.cnf? (y/n): y
(config)# exit
#cat /usr/home/operator/tmp.cnf                          <-3
interface gigabitethernet 1/1
  description "PORT001"
!
#
  1. ギガビットイーサネットのインタフェース1/1のコンフィグレーションを確認します。

  2. ギガビットイーサネットのインタフェース1/1のコンフィグレーションを/usr/home/operator/tmp.cnfに保存します。

  3. 保存したファイルの内容を表示します。